仮想通貨の価値とは⁉
仮想通貨のビットコインが世に知られるようなったのは、ごく最近の事です。日本では、2016年あたりからメディアに取り上げられ、良くも悪くもニュースにはありました。当初、実体のないコインに価値があるかも分からず、怪しいものとして認識してしまっている方も多いはずです。
また、株やFXとは違い、値動きが乱高下するボラティリティの高さからも、購入するリスクも大きく、投資というよりは投機的なものとしてギャンブル性の高いものとして思えてしまう側面もあります。
しかし、それは仮想通貨の本質や技術面を理解していないから本当の価値に気づけていないからではないでしょうか。
ブロックチューン技術が凄い‼
ビットコインが話題になったきっかけと言えば、ブロックチューンという新しい技術が登場してきた事にあります。これまでのデジタルデータはサーバーなど、一か所にデータを書き込み、上書きする事で情報の信頼性を確立させてきたものですが、ウイルスやハッカーなどの被害にあってしまえば、たちまち改ざんできてしまう脆弱なものではあるのです。
しかし、ビットコインなどのブロックチューンを用いれば、データを大多数のコンピューターで共有する事になり、容易に改ざんすることが不可能となるのです。今後、IT化を進めるて行く上で、データのセキュリティ面が最も重要な事にもなります。デジタル通貨を推進していく上ではなくてはならないのがブロックチューン技術でもあり、将来性があるものと確信しています。
マイニングがあっての仮想通貨!
そこで重要なのが「マイニング」です。マイニングというのは、そのブロックチューンの暗号データを承認する作業ですが、そこに膨大な計算が必要になるのです。マイニングは、パソコンで難しい計算処理を行うわけですが、その中でも必要になるのが、グラフィックボードに搭載されているGPUです。
より高度で大量の計算が行えるハイエンドグラフィックボードが有利なのは言うまでもありませんが、CPUよりGPUの方がマイニングに向いているのは、GPUが画像処理に用いられるように、並列的な処理、つまり同時に大量の計算を多く行えるものだからです。
同じ半導体でも、CPUやメモリなど多々ありますが、GPUがマイニングには最適なため、グラフィックボードの需要が高まっているのです。
要は、マイニングがブロックチューン技術の下支えになっている事でもあり、マイニングなくして仮想通貨は成り立たないわけでもあります。ただ、そのマイニングの規模が大きくなりすぎて、電力の無駄遣いと言われるようになってきていますが、より多くのマイニング処理があった方が、情報の確実性や精度は高いものとなるのです。
ハッシュレートが大きいと、ビットコインも高い⁉
そのマイニング処理量をハッシュレートと言いますが、そのハッシュレート値が大きいほど、報酬も多きくなるので、マイナーたちはそのハッシュレートを上げることに余念がないわけです。
また、すべてのマイナーのハッシュレートを足した総ハッシュレートが高いほど、ビットコインの価格が上がる傾向があるので、データとしての信頼性が上がる分だけ、仮想通貨の価値が上がるというのは妥当な事に思えます。
仮想通貨バブルというより、インフレヘッジに‼
とはいえ、仮想通貨が出始め、目新しさから話題となりブームとなった頃とは違い、今、バブル再来とも言える事態が起こったのは、コロナによる経済対策として法定通貨が大量にばらまかれたからでしょう。
意外と知られていない事かもしれませんが、ビットコインが他の仮想通貨や株とも違うのは、発行枚数に上限があるという事です。ビットコインがインフレヘッジとして、成り立つには、ビットコインがデジタルゴールドと言われるだけに、金と同じように、採掘にも限りがあるのです。その希少価値の高さが、ビットコインの高騰やインフレヘッジには最適となる理由となるのです。
ビットコインには、発行枚数上限がある‼
ビットコインの発行上限枚数が2100万枚という事は、多くの方は知らないでしょう。それ故に、なぜあれほどまでにビットコインに白熱してしまうのが不思議であった方も多いはずです。単に株やFXのようにトレードとして捉えてしまうとこの高騰ぶりは、常軌を逸ているように思えますが、マイニングをしている方なら理解に困らないのです。
ただ、ブロックチューン技術というのは、まぎれもなく将来性のある技術であるため、IT化には不可欠なものとなるだけに、その価値は確かではあるのです。仮想通貨に貢献する意味でも、マイニングを始めてみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
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