テレビの節電はしている⁉
テレビの消費電力まで、気に掛けなければならないほど、節電にこれほど積極的にならない時があったでしょうか。光熱費、通信費、水道代など、節約する習慣はあっても、電気代だけはどこか見過ごしてきたところがあります。
たかかが数Wを節電したところで、数円単位の節約にしかならないどころか、スイッチをつけたり、消したりするのも面倒で、待機電力なども気に留めようとも思えないからです。
テレビの消費電力は、意外と大きい!
実際、電気をつける時が「突入電流」と言って、一瞬、定格よりも大きな電流が流れるため、一番、電力を消費します。スイッチ入り替えが多いと、逆に消費電力が増すのです。この性質があるため、電気製品はむやみに使用すると故障のリスクも高くなるのです。
だからと言って、常時、電気を垂れ流してしてはもったいなく、電気のつけっぱなしは、無駄遣いでもあります。特に、何気なくつけてしまいるテレビはだけは、意外と大きな電力の消費となっているのです。
生活に必需品でもある冷蔵庫、エアコンはともかく、テレビだけは特に見るわけでもないのに電源をつけてしまっている時があるからです。ただ、テレビも液晶テレビとなり、ブラウン管テレビやプラズマテレビからすれば、だいぶ消費電力は減りました。
しかし、大型テレビになったことや4Kテレビとなった事で、消費電力は、また上がってきてしまっているのです。エコポイント導入で、薄型テレビへの切り替えが進み、消費電力の削減が達成できたのは、もう昔のことなのです。
電気代が高い今だから、見直てみよう‼
今は、その時のテレビよりバージンアップし、大型化が進み、高解像度4Kテレビで知らず知らずのうちに消費電力をまた、気にしなければならなくなった事態になったのです。電気代が安い時代であれば、問題ありませんが、今、燃料高騰により電気代もバカにならないのです。
また、節電すると言っても、冷蔵庫、エアコンは、常時、使用しなけらばならないものでもあり、すぐにより消費電力の少ない新製品に切り替えるものでもありません。節電するにあたって、一番目ぼしいものとなるのが、使用頻度を下げられるテレビともなるわけです。
しかし、情報源にもなるテレビを視聴しないでいられるわけでもありません。また、今まで身に染みついたテレビを見る習慣や生活スタイルを変えるにも限界があります。節電のためにテレビを制限するのは、まず不可能な事でしょう。
節電のために「テレビを見るな」というのではなく、テレビの消費電力を減らすことが目的であることを忘れてはいけません。
要は、消費電力の少ないテレビに切りかえれば良いだけの話なのです。
消費電力が少ないテレビとは⁉
という事で、消費電力の少ないテレビとなれば、おのずとインチ数のより小さい小型のテレビとなっていきます。一般的に最小クラスの小型のテレビと言えば、19インチあたりのものとなってなりますが、それでも消費電力は30W程度で無視できるほどとも言い切れないものです。
しかも19インチもあれば、デスクトップパソコンのディスプレイほどの大きさで、決して小さいものでもなく、テレビならば厚みもあり、置くスペースもそれなりに必要となってきてしまうものです。位置を固定して、据え置きとして使う部類となるのが必然です。
19インチ小型テレビの場合、メインで視聴している大型テレビと競合してしまいます。また、主流の4Kテレビからひと昔のハイビジョンテレビに買いかえる事もしたくはないでしょうし、2台分置く場所もないのです。
よって、どんな小型テレビでも別の場所でセカンドテレビとしての位置づけとしてしか使いようがないのです。
小型テレビより、ポータブルテレビのメリットとは⁉
しかし、それ以下の小さな10インチほどのいわゆるポータブルテレビならどうでしょう。ポータブルテレビの場合、移動性も兼ね備えているため、薄くて軽いのが特徴です。そのため、場所も取らず、大型テレビとの併用ができるのです。大型テレビを置いているテレビ台の空きスペースにもおけるくのです。
つまり、2台を並行し視聴することができます。10インチほどのポータブルテレビであれば消費電力はさらに低い15Wほどで、うっかり、つけっぱなしにしたところで罪悪感にさいなまされることもありません。
2台持つこと自体、お金の無駄だろうと思うかもしれませんが、大型テレビの消費電力が165Wだとして、ポータブルテレビが15Wだとすれば、その差は150Wにもなります。1㎾あたりの電気代が1時間25円だとすれば、25円×0.15㎾=3.75円にもなります。毎日8時間視聴すれば、3.75円×8時間=30円にもなるのです。さらに1年間では、30円×365日=10950円です。年間約1万円ほどの差になるとすれば、その1万円で安いポータブルテレビが買えてしまうくらいの金額です。
消費電力が圧倒的に低いだけではない‼
ポータブルテレビの上手な使い方
4Kテレビであろうが、ハイビジョンテレビであろうが、地上デジタル放送はハイビジョン放送であるため、4Kテレビの場合アップコンバートしているだけで、基本的な解像度、画素数は同じです。
つまり、テレビの解像度が同じであれば、テレビのサイズが違えど
、得られる情報量は変わらないという事になります。また、テレビをラジオのように情報として考えるのならば、安くて電気代のかからない、より小型の方がコストパフォーマンスが高いという事になります。
、得られる情報量は変わらないという事になります。また、テレビをラジオのように情報として考えるのならば、安くて電気代のかからない、より小型の方がコストパフォーマンスが高いという事になります。
ただ、迫力や臨場感に掛けるだけです。だから、大型テレビとの2台、並行使用がおすすめです。
映画やドラマなど、臨場感、没入感を得たい番組であれば、大型テレビで視聴し、ニュースや暇つぶしに見る程度であれば、ポータブルテレビをつけていた方が経済的にもなります。時と場合によって、使い分ける事が大事で、2台持っているからと言って、無駄であるようなことも、贅沢であるようなこともないのです。
今まで、なかなかポータブルテレビの利点を見出せなかっただけに、消費電力の拡大と今回の節電で、意外なメリットが浮かび上がってきました。持ち運びできることだけが、ポータブルテレビの良さではなかったのです。今後は、ポータブルテレビも視野にテレビを購入してみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
コメント