稼ぎが悪い‼マイニング終了⁉
現在、マイニングをしている方には、おわかりいただけるかもしもしれませんが、最近、稼ぎが悪くなったとか、グラフィックボードを増やしても、報酬が上がらないと困惑してしる方も多いのではないでしょうか。
その原因は、今年初めからの仮想通貨市場の下落トレンドが続いている事が理由として考えられます。ナイスハッシュを利用している方であれば、報酬はビットコインで支払われるため、貰えるビットコインは変わらなくても、ビットコインの価格が下がれば、当然、法定通貨、円換算にすれば、減額となってしまうでしょう。
グラフィックボードより電気代‼
そうなってしまえば、グラフィックボートの購入代金の回収も遅れるどころか、電気代もあることから、利益は少なくなっていく一方です。
いつか価格が回復するだろうビットコインを保有して、後で売却すれば、儲けは得られるとは言え、未来が予測しえない仮想通貨市場においては、早めに回収したい気持ちにはなるでしょう。
特に、マイニングの電気代だけは、採算を考慮しないと長く続きそうにもないです。最悪、グラフィックボードは売却できるため、リスクは減りますが、電気代だけは、ばかになりません。
電気代より支払われるビットコインの価格が下がってしまったら、当然、赤字で、それなら直にビットコインを購入、トレードした方が良いだけに、なんのために苦労してマイニングしているのかさえ分からなくなってしまうのです。
よって、電気代との採算ラインこそが、マイニングを続ける分岐点にはなるのでしょう。
グラフィックボードで、採算ラインは、人それぞれ‼
しかし、その採算ラインが人ぞれぞれです。電気代の安い国や地域にいれば、有利であるのは言うまでもありませんが、それ以上に、グラフィックボード毎にマイニングのハッシュレート値が違うため、電力効率の良いGPUを搭載したグラフィックボードが幸いする時が今なのです。
今のマイニングブームが起きたのは、グラフィックボードが品薄、高騰した2021初めです。その頃はグラフィックボードにマイニングの制限をかけるLHR盤もなかったため、ハイエンドなグラフィックボードが売れに売れた時でもありました。
ビットコインの価格も、また、仮想通貨市場全体においても、上昇トレンド真っ只中でもあったため、マイニングすればすれば、儲かる時でもあったわけです。よりハッシュレートの高いグラフィックボードを求め、よりハイエンドのグラフィックボードが高騰、品薄状態となったのです。
上昇トレンド中は、パワー型グラフィックボードが人気‼
しかし、これらのグラフィックボードは、いわゆるパワー型です。よりハッシュレートの高いマイニング性能は期待できますが、電力効率はあまり考慮されていません。
ビットコインが上昇トレンド中、ハッシュレートが高いほど、貰える報酬が増えるため、電力効率よりもハッシュレート値を優先するのも当然の事で、電気代を差し迫って考える必要性がなかったのです。当然、パワー型のハイエンドグラフィックボードに人気があった理由がわかります。
最新のGPUほど、電力効率も良いため、最新のハイエンドグラフィックボードほどマイニングには適していたでしょうが、あの価格は、異常なほどです。
とはいえ、ハイエンドグラフィックボードは、もともとはハイクオリティーなゲーム仕様目的ではあるため、高度なグラフィック処理がメインです。マイニング仕様でもないため、ハイエンドグラフィックボードだから電力効率、ワットパフォーマンスの高いマイニング性能が得られるわけではないのです。
よって、電気代を最優先に考えたマイニングでは、よりワットパフォーマンスの高いグラフィックボードが最適だと言えるのです。
下降トレンド中のマイニングとは⁉
しかも、ここのところの下降トレンドの仮想通貨市場において、電力効率の良いグラフィックボードこそが、重宝される時なのです。
仮想通貨上昇トレンド中は電気代など考慮する必要もありませんが、今の下降トレンド中においては、電気代との採算割れを考慮せずにはいられなくなるからです。より気長にマイニングを続けるには、ワットパフォーマンスの高いグラフィックボードが最適となるのです。
しかし、ここのところは、マイニングしている方も増えたためか、世界的に見ても総ハッシュレート値が右肩上がりに上昇し続けています。それが貰える報酬が減ってきている原因でもあるのかもしれませんが、仮想通貨の取引手数料がマイニング報酬にもなるので、仮想通貨市場が活発化していき、流動性がさらに上がれば、ビットコインの発掘量の半減期もそれほど心配しないでも良いとも考えられます。
仮想通貨市場が下降トレンド中は、よりワットパフォーマンスの高いグラフィックボードがおすすめです。電力効率の低い古いグラフィックボードでマイニングを行っている方は、グラフィックボードの買い替えの転機ともなるでしょう。
お読みいただきありがとうございました。
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