PS5に標準仕様のSSDとは一体何?メリット、デメリットは?

 HDDに打って変わって出たSSDとは

  SSDとはソリッドステートドライブ(Solid State Drive)のことでフラッシュメモリとも呼ばれる半導体メモリの一種で構成されるデータ記録するストレージ装置です。その最大の利点がデータの読み込み・書き込みが速いことです。
一方、HDDハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)はDVD、BDドライブのようにディスクを回転させるデータ記録装置です。HDDの場合、DVD、BDディスクではなく、磁気ディスクを回転させます。
これらはデータ記録するため、ディスクを回転させる初動時間、いわゆるスピンアップ時間やヘッド移動時間のロスがあるため、物理的遅くなります。しかし、SDDはそれがないためデータ転送が速くなります。また回転のためのヘッドやモータがないため、静音でもあり、耐久性に優れます。
  一般的にパソコンのドライブや最近ではゲームハードのメインストレージにはHDDが内臓されています。それをもっと高速データ転送やロード時間短縮するためHDDに代わりにSSDを内蔵するようになってきました。よくPCやPlayStation4でも改造されています。また、モバイルPCでは省電力、小型軽量でもあるSSDが適していますし、耐衝撃性も高いため、故障しづらく、持ち運びにも有利です。
  しかし、SSDには欠点もあります。それはHDDほど大容量ではなく、容量あたりのコスト、単価が高いこと。またSSDの特性として小容量や長期間や空き領域極少の使用ではパフォーマンスが下がり遅くなること。NANDフラッシュメモリー自体に寿命があり、書き込み回数に上限があり、劣化してしまうこと。そういった面もありますが、最近では容量当たりの価格の下がってきたため人気が出てきましたし、記憶容量の技術も上がってきています。今後、主流がHDDからSDDになっていくことも考えられます。
  SSDの半導体メモリーにはNANDフラッシュ・メモリが使われますが、東芝の稼ぎ頭でもある半導体メモリ事業が米原発事業の損失額のため売却され「キオクシア」になりました。東芝もHDDからSDDに向けて64層の3次元メモリー半導体NAND型フラッシュメモリーの新技術を用いた新工場を建設するさなかの出来事ではありました。SSDは今後どのようになってしまうのでしょうか。

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