【革命】HDDからSSDでメモリー容量も速度も向上!スマートフォンにも波及効果

旧東芝メモリ、新「KIOXIA」キオクシアに期待!

 1990年代、半導体メーカー年間売上ランキングトップ10にNEC、東芝、日立、三菱、富士通と日本メーカーの独占状態であったのが、今ではトップ10すら危うい状況にあります。

それに引き換え、韓国のSamsung(サムスン電子)が2017年にIntel(インテル)を抜き首位となり、2018年も続きました。

その背景にはQualcomm(クアルコム)などのスマートフォンのSocメーカーの躍進が見られる事から、最大の原因はスマートフォン移行の影響が大きかったようです。

 パソコンCPUメーカーであるIntelは当然ですが、スマートフォン向けCPUのSocメーカーなど、プロセル開発に力を入れているところが、半導体産業をけん引しているようです。

メモリー関連はそれに続く印象です。そんな中、健闘しているのが東芝メモリです。

HDDからSSDの流れは確実!

 東芝メモリから社名変更した「KIOXIA」キオクシアの強みが半導体メモリーです。

以前はHDD(ハードディスクドライブ)で有名でしたが、今はSSDなどの半導体メモリー開発で目を見張るものがあります。

 SSDというと分かりづらいかもしれませんが、SSDもUSBフラッシュメモリもSDカードも根本的には同じ半導体メモリーです。

その半導体メモリーのメリットは小型で大容量、書き込み読み込み速度が速く、静音であることです。今ではこの大容量化が進み、HDDに匹敵するほどになりました。

そのためHDDをSSDに換装する人も少なくないのです。しかし、HDDからすれば、まだまだ値段が高く、コストパフォーマンスで負けてしまいます。

今、スマートフォンデバイスには半導体メモリーが必須です。

RAM、ROMメモリーのアップや4K8Kとなっていく上で大容量化や読み込み書き込みの高速化も求められるため、半導体メモリーが最適なのです。

HDDはDVDやBDと同じようにディスクドライブを回転させなければならないため、物理的に限界があります。そうなると、半導体メモリーには将来性があるのです。

日本の伸びしろはまだある!

 CPU開発において、アメリカに敵わないと考えれば、競合する中国、韓国、台湾はいずれ負ける恐れがあります。しかし、メモリー関連であれば、まだ日本に希望があるように思えるのです。

 ノートパソコンやモバイルパソコンにはSSDが最適だからです。

また次世代ゲーム機PS5はSSDが実装されるようです。SSDでなければ対応できないほど、それだけメモリーの大容量化、高速化が求められています。


  これから半導体メモリーの需要は増す一方でしょう。


 また、膨大な情報量を高速に扱うために5G、IoT時代には半導体メモリーが多様に必要となります。そのカギを握っているのが、旧東芝メモリの「KIOXIA」である事は日本の誇りなのです。

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