5G、IoTでピンとこない日本人
次世代の通信形態となる5Gはファイブジェネレーション、第5世代という意味で、携帯電話が一般的になった3G回線、LTE、4G回線に続く通信規格でもあります。
日本の感覚ですと、単純に3から4、4から5というように、名目上の変更のように思えてしまいます。
世代ごとに通信速度、容量がアップしてきましたが、この5Gで飛躍的な進化を遂げます。
5Gでは、通信速度が10Gbpsを目指しますので、これまでの10倍という急激な情報インフラを構築できるのです。
これまでにはない新しい技術やサービスが生まれる可能性もあります。
その中には自動運転システムであったり、VR、ARだったりです。
それこそ仮想現実で夢物語のように思え、パッとしないと感じてしまうのは、日本人の真面目さが出てしまうからなのかもしれません。
「そこまでする意味はあるのか」「実用的であるのか」という事が本音でしょう。
しかし、自動運転やVR、ARなどはそれらの一部に過ぎません。
それらはあくまで空想や想像が生み出したものだけであり、ある意味目標でもあり、大義名分だけであると思っておいた方が良いという事です。
それを考えていたら、話が進まないからです。
技術というのは、どこから発明されるかも、派生するかもわかりません。
戦後の日本が急成長できたのは、そういった事は考えず、我武者羅に仕事に取り組んできたからではないでしょうか。
クリエイティブな発想は、そこから生まれるのではないでしょうか。
IT革命からIoTになっただけ
日本の傾向として、想像や空想ありきな構想社会を実現しようとする節があり、携帯電話がガラパゴス化のも、4K8Kテレビが前のめり過ぎているように思えるのも日本人だからではないでしょうか。
こうでなければならないと予定や時間を正確に守ろうとする日本人の性が災いして、計画通りに事を進めなければならなく、周りが見えずに臨機応変な対応ができていなかったとも言えます。
携帯がガラパゴスしたり、スマホ化すれば、話題のiPhoneだけ売れたりするのも、IT社会に付いていけてない証拠ではないでしょうか。
テレビが4K8K化することは自然な流れですし、その意味を見出そうと議論する事自体、意味がないのではないかと思うと2000年のIT革命後移行から、日本にはITに対する、苦手意識のような、機械音痴的な症状が出始めていたのではないかと思うのです。
今後の5G、IoTでも、どこか前向きになれないネガティブな思想があります。
ネガキャンという言葉が流行りましたが、それを象徴する出来事です。
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