PCゲームの代表格にもなったSTEAMですが、インストール先はどこにしているでしょうか。大抵はOSと同じドライブに入れてしまいがちですが、OSが入っている分、空きの容量が少なく、最近では容量の大きいゲームも多いため、外付けハードディスクを保存先に指定して使う事が一般的ではないでしょうか。
しかし、インストール先のOSのドライブや外付けドライブがハードディスクドライブであったら、面白味を半減させてしまっているかもしれません。HDDは読み込みが遅いからです。数年前のパソコンならば、HDDは一般的ではありましたが、今ではSSDというUSBメモリーやSDカードと同じ類の半導体メモリーを搭載する事が当たり前になりつつあります。
SSDのメリットと言えば、読み書き込みが高速な事、ゲームにおいてはローディング時間が短いという事にあります。そのため、ゲーム仕様にするにはSSDに換装がおすすめです。PS5でもSSDが標準搭載されたり、PS4でもSSD換装が出来たりと、ゲームにおいてHDDからSSDへの移行は当然の事ようになっています。
しかし、まだHDDに比べるとメモリー単価が高いのと、外付けHDDのように大容量ではない事を含めると、SSDに乗り換えるほどではないのかと思ってしまう事でしょう。OSをHDDからSSDに換装したい場合は、クローン化が面倒でもあります。
ただ、SSDを外付けHDDのように予備のストレージドライブとして扱うならば、ぜんぜん手間はかかりません。その場合、より高速なインタフェースであるSATA「シリアルATA」接続がおすすめです。USB3.0規格では、ややSATA規格の速度に劣るからです。最新のUSB3.1やUSB3.2規格は、10Gb/s以上で高速ですが、まだUSB3.0が一般的です。
SATAポートはパソコンのバックパネルなどに配置されていないため、マザーボードから直接接続する事になりますが、SSD自体小さく、パソコン内部に収納できる事もあるため、外付けハードディスクより省スペースにはなります。
SSDは、メモリー単価は高めではありますが、1TBであれば、比較的安価に購入でき、ゲームを保存するには丁度良い容量でもあります。STEAM専用のドライブとして使用する事もでき、PCゲームをするにはSSDでストレージドライブ拡張にはおすすめです。
何よりSSDにすることでロード時間がかなり短縮されます。体感では、HDDでロード時間の半分で済みます。最近の高画質、高グラフィックのゲームほど顕著で、データが多いほど、読み書き込み時間が長い傾向にあるからです。SSDにインストールするとゲームの集中度合いも違い、熱中度も高くなります。PCゲームには専用のSSDがあった方が正解です。
とはいえ、自作パソコンの経験がないと、SSD換装?SATA接続?だけでハードルが高くなるかもしれません。PS5が長らく購入できなかったため、PCゲームに乗り換えた方もいるかもしれませんが、そのおかげでゲームはSSDインストールが最適であることに気づけました。それがなかったら、それまでどおりゲームを外付けHDDにインストールして、ロード時間とのストレスを抱えながらゲームしていたに違いないからです。
自作パソコンでもしていないかぎり、SSDのSATA接続は、なかなかする気にはなれませんが、SSDを購入し、SATA接続するだけだったら、自作パソコンの知識も必要なく、ちょっとした裏技みたいな感じにとらえれば、誰でも簡単にできてしまう事なのです。外付けハードディスクのように誰でも簡単にできるように一般化されるまでとはいきませんが、SSDのSATA接続はおすすめです。
SSDのSATA接続には、SATAケーブルの他に電源ケーブルも必要になるので、その辺はやや難易度が高くなりますが、分岐ケーブルで対応できます。
お読みいただきありがとうございました。
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