レトロゲームは、ゲームの新たなカテゴリー‼

レトロゲームがブームになったのは、今に始まった事ではありません。もはや一つのジャンルとして、ゲームのコーナーのカテゴリーまでに成長してきたのは、蓄積されたゲームの数々が、宝庫となっているからでしょう。過去の名作が、今でも通用するという事が、事実として証明されているわけですから、これはゲーム業界の新たな市場である事は間違いありません。
これまでは、新しいゲームハードが発売される度に、新しいものに乗り換えなければならないような感じがありましたが、今、そうでもなくなってきているのは、ハード世代間のグラフィックや解像度などの性能面で大きな差がなくなってきているからのように思えます。
数値上は確かに変化はありますが、それを認識する限界レベルをとっくに超えている感じはあります。任天堂の新ハードの発売も、PlayStationの世代交代も、年々、鈍化傾向にあるのは、開発が難しいだけでなく、それ以上求める意義も少なくなってきているからではないでしょうか。
レトロゲームを開拓する‼
という事で、ここでレトロゲームに注目するという事は、良いタイミングでもあります。すっかり遊ばなくなったゲームを再開するきっかけにもなり、また、当時、高価で買いたくても買えなかったゲームを安く買える絶好の機会にもなります。
また、過去作を掘り出し当てる、トレジャーハントするような新たな楽しみもあり、その環境が、ゲーム史上、今、十分整いつつあるのです。これは、過去のゲームの中古市場の流れからくるものではなく、新たな試みとしてレトロゲーム市場が盛り上がっていく感じさえしています。
これまで、過去のゲーム機、ソフトは、中古市場で扱われ、次第にジャンク品となっていくのが、当たり前でした。遊ばなくなれば、当然、需要も減り、経年劣化から、価格も安くなっていくのは、自然な事です。
潮目が、変化した今が、買い時⁉
コレクション目的やレアな商品であれば、今でも高価な値が付いているものもありますが、新たにレトロゲーム市場という需要が加わると、これまでゴミ扱いされていたくらいの物が、一気に格上げされ、高価になっていく事が考えられます。
現に、某リサイクルショップなどでジャンク品として扱われていたものが、全体的に高値になっていたり、ショーケースに飾られていたり、手が届きにくい状態になっていたりと、明らかに変化が見られるのです。
つまり、どこかで潮目が変わったというのは、間違いないわけです。その逆転現象があった事実と、反転したという事は、最近まで底値だった可能性が高く、今後、レトロゲームが高騰していくのは、十分考えられるシナリオでもあります。
そんな時、あの時、買っておくべきだったと嘆くのは、後の祭りなのです。株の市場予測とは違い、レトロゲームの場合、金銭面だけではなく、遊べるというメリットがあるため、最悪、価値が下がったとしても、遊んで楽しめたという割り切れる面もあるのです。
コストパフォーマンス時にも、タイムパフォーマンス的にも、これほど高い趣味は、今の時代、他にない感じはします。そこで、おすすめしたいのが、スーパーファミコンです。
スーパーファミコンは、2Dゲームの最高峰として再評価されて良い‼
レトロゲームに、スーパーファミコンがおすすめである理由は、2Dグラフィックゲームとして最高峰であったことが、今でも言えるからです。それまでなら、8ビット機のファミコンが、2Dゲームの主流ではありましたが、なにせドットが粗く、今からすれば、古めかしさを感じるレベルであるのは間違いありません。
しかし、その後継機であるスーパーファミコンは16ビット機でもあり、解像度も、色彩もかなり上がりました。その後、任天堂64世代になると、3Dゲームが主流となり、激戦していったわけですから、2Dゲームは、スーパーファミコン世代で止まったようなものです。
さらに、スマートフォンやタブレットのゲームが台頭していく中で、ゲーム性能が低い中で、2Dゲームにまた人気が出始めた印象を受けます。ただ、ストーリー面や面数などの作り込み部分で、差が出るのは、当時、最先端のゲーム機であったための強みで、簡易的ではない、奥深さを感じられるからではないかと思います。
今のスマートフォンやタブレットも2Dゲームとはいえ、解像度も画素も上がっているため、同じ2Dゲームとして比較するものでもないのですが、1画面構成だったり、何かと処理に負荷が掛からない仕様になっているため、2Dゲームとしては、どちらも一長一短ある感じは受けます。
スーパーファミコンは、安く、揃えやすい‼

という事で、2Dゲームするには、スーパーファミコンがおすすめである理由は、分かっていただけたと思いますが、レトロゲームして導入するハードルが低い事もメリットにもなります。スーパーファミコン実機ハードが比較的安いのです。
しかも、故障率も低く、たとえジャンク品でもまともに動くものさえ多いのです。ジャンク品の理由が、単純に汚れや黄ばみであったり、単なる接触不良による一時的な物であったり、完品でなかったりと、結構、手に入れやすい状況ではあるため、比較的、簡単にゲームを遊べる環境に入れるのです。
ファミコンより、スーパーファミコンの方が、ハードルが低い‼
ファミコンでは、RFスイッチという特殊なテレビ接続になり、今ではテレビで出力が困難な場合が多いですが、スーパーファミコンの場合、赤白黄のコンポジット端子があれば、まだ接続可能で、テレビ出力が、問題ないです。
HDMIが主流になったHDテレビ,4Kテレビではありますが、コンポジットも入力可能のテレビもあり、スーパーファミコンは実機でもまだ使えるのです。コンポジットからHDM変換器も安価なため、たとえHDMI入力しかないテレビでもスーパーファミコンの場合、接続して使えるため、導入が簡単です。
スーパーファミコンカセットは、今ではかなり安い‼

任天堂64やゲームキューブの場合、個体数が少なくなっているため、レアさもあり、多少高価であるため、安いスーパーファミコンが手に入れやすいのもメリットです。ソフトも(当時、カセット)もスーパーファミコンの場合、今、安いという印象を受けてしまうのが、当時、スーパーファミコンカセットが高かったからだと言えます。
当時、ファミコンカセットの場合、定価の相場が5000円であったにも関わらず、スーパーファミコンの場合、1万円近くのするものが大半であったため、買えていないものも多くあっだけに、かなり安く感じるのかもしれません。
今では中古のファミコンカセットよりも、スーパーファミコンカセットの方が安いくらいですから、ファミコンがプレミア化して、スーパーファミコンが、割安なのは、不思議なものです。それだけスーパーファミコンが、まだレトロゲームとして魅力が認知されていないだけであって、スーパーファミコン世代からすれば、違和感が合ってもおかしくはないほどなのに、もう忘れているか、単にブームが来ていないかだけかと思います。
ファミコンの方が、遊べる環境が難しくなったにもかかわらず、ソフトが高騰しているのは、明らかにコレクション目的であるのはわかりますが、スーパーファミコンの場合、コレクションするには、まだ数が多いため、他の機種に比べ、レアさがまだないのかもしれません。
スーパーファミコン実機でしか遊べない、レアさもある‼
とはいえ、スーパーファミコンの場合、実機でしか遊ぶことが難しいハードでもある事がわかれば、その見方も変わるかもしれません。
というのも、エミュレータが関係しています。著作権を考えれば、ソフトを所有しないで、違法ダウンロードする事は、禁止されていますが、ハードの場合、起動するソフトがBIOSになるのすが、必ずしもBIOSを介さなくても、エミュレータとして動作するものもあるため、レトロゲームによってはハードがなくても動かせるものもあります。
しかし、これが可能なのは、ディスクドライブと言っても良いでしょう。パソコンにエミュレータをインストールし、パソコンのディスクドライブで、既成品のゲームソフトを読み込めば、実機のゲーム機のように遊べてしまうのが、エミュレータの凄いところで、さらには、解像度なども上げられるため、設定で実機より良い環境が作れてしまう可能性もあります。
ただ、それらが可能なのは、読み込みが容易なディスク式ソフトに限ります。スーパーファミコンやファミコン、任天堂64のようにカートリッジ式の場合、専用のカードリッジを読み込むための機器が必要になり、そのハードルが高いため、カードリッジ式のソフトの場合、実機なしでは、遊ぶ事が難しいのです。
つまり、ファミコン、スーパーファミコン、任天堂64のようなカードリッジ式タイプのレトロゲームは、実機なしで遊ぶ事が難しく、ファミコンに至っては、RFスイッチのため、さらにハードルが高く、任天堂64のハードは、既に価格が高騰しているため、実質的にスーパーファミコンが、ねらい目という事です。
スーパーファミコンは、根強い人気がある理由‼
ドラクエやFFシリーズでも、リメイクが多いのは、スーパーファミコンソフトであったりと、なにかと名作が多いのも特徴です。それを容易に遊べるのが、唯一実機となると、スーパーファミコンが、今、レトロゲームの中でもコストパフォーマンスが高いものになるのです。
ファミコン世代となると、それ以前のゲーム人口は少なく、スーパーファミコンのボリュームの方があるため、人気が衰えないところはあるでしょう。任天堂64の場合、PlayStationやセガサターンなどのハード激戦期であったため、任天堂64がスーパーファミコンより人気であったとは考えにくいですが、あの時代、ナンバー1ハードだったのは、スーパーファミコンで間違いないのです。
レトロゲームとして、圧倒的なシェアと、ボリュームがあるのは、スーパーファミコンになっていくのではないでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
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