空前のレトロゲームブームがやってきた‼

昔からゲームを遊んできた者からすれば、最近のレトロゲームブームは異状などの熱狂ぶりで、いつの間か、ゲーム界隈には、レトロゲームというカテゴリーが確立してしまっている状況です。これが国内にとどまらず、円安の影響で、海外からのインバウンドの方の需要も重なり、いっそう加熱する傾向にあります。
とはいえ、昔のゲームが再認識されるようになったのは、復刻版のミニゲーム機が次々に発売されただけでなく、やはり昔のゲームのそれなりに面白い事がようやくわかりつつあるからです。ファミコンやスーパーファミコン、PlayStationやPlayStation2を遊んだ世代からすれば、ハードが進化していく度に、画質が上がり、グラフィイクが向上していく事に感動を覚えていくのでしたが、そこばかりに期待していく事が常態化してしまったことで、過去の物は見向きもしない事が当然であったのです。
ゲームは、グラフィックがすべてではない⁉
画質、グラフィックだけが、ゲームの良し悪しを測る座標になってしまった事は、純粋にゲームを楽しむという意味では、間違った解釈であったのでしょう。というのも、ここのところの最新ゲーム機でも、画質もグラフィックも右肩上がりに上昇しているのは間違いないです。HDからフルHD、そして4K画質になっている事は、それまでの8ビット機から16ビット機に移行してきた頃にように、指数関数的に進化しているのは、同じです。
しかし、ユーザーは、昔ほどその感動を覚えなくなったのではないでしょうか。つまり、理由は、人間の認識レベルを超えているところにあるからではないでしょうか。テレビはフルHDテレビから4Kテレビに移行していますが、それほど変わり映えしないように、4Kテレビから8Kテレビになったところで、あまり変化を感じられなくなっているのは、画質面での恩恵がある臨界点に近づいてきているからなのかもしれません。
それはゲームにも言える事で、画質がグラフィック向上がこれ以上意味がなくなってきている事でもあります。現に、最新ゲームは、実写と見間違えるくらいのグラフィック性能を実現しているわけで、さらにAIで補正すれば、非の打ち所がないものとなり、実写と区別がつかないくらい物にはなるでしょう。
レトロゲームで、ゲームの本質を見極める‼
しかし、それをゲームに求めること自体が、矛盾するようになってくるのは、非現実性があるからゲームが面白くする要因にもなり得るからです。実写さながらのレースゲームより、マリオカートのようなゲームが楽しめるのは、ゲームに必ずしもグラフィックを求めていない何よりの証拠です。
現実に近ければ近いほど、シミュレーションよりになっていくでしょうが、ゲーム性を失われていく結果にもなるわけです。シミュレーションゲームが好きであれば、方向性は合っていますが、万人向けではないでしょう。
ゲームは、グラフィックだけを評価するべきではなかったのです。そのように気づくまで、だいぶ時間かかりましたが、レトロゲームの良さを気づけるきっかけにも繋がります。
レトロゲームが、色あせない理由‼
大半の方は、画質、グラフィック性能を求め、いわば妄信しているのが、当たり前でもあり、普通な事です。ただ、ゲームで遊び育ってきた方には、なぜゲームが楽しかったかを思い出してほしいわけです。
過去のゲームは、画質が悪くても、グラフィックレベルが低くても面白いと感じていたはずです。たとえ、過去作が今のゲームに見劣りしたとしても、その記憶が色あせないのは、そこにゲームが面白いと思える本質が隠れているからです。
それが何なのか、今でもわからないからこそ、ゲームは奥深く探求する価値があるのだと言えます。最新ゲームだけでなく、レトロゲームはおすすめです。
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