同じ4Kでも、フレームレートが違う!
4Kといえども、現在の4K映像は、フレームレートが60p、いわゆる4K/60pが最大で、4K/60pにも満たない4K/30pでも一括りに4Kと言えてしまうのが現状です。4Kを売りにしたいがために、たとえフレームレートの少ない映像でも同じ4Kであるというのは、多少問題があります。
フレームレートが上げれば、コマ数が増え、映像に滑らかさを出し、劇的に画質が向上するものです。それが同じ4Kとして表示されることで、あとになって騙されたという事態にならないかが心配です。
4K/30pと4K/120pでは同じ4Kでも雲泥の差です。
次世代の解像度となる4K/120p、8K/60pは、明らかにこれまでの4K映像とは、別のものであると言えるでしょう。
HDMI2.1対応が遅い!まだ先の事⁉
フレームレートが上がることで、恩恵があるのは、今年発売予定であるPS5やXbox SXなどの次世代ゲーム機であります。そして、その担い手となるのは、最新規格のHDMI2.1ではあります。
HDMI2.1対応のケーブルが今年、前半にも製品化されるとされていましたが、実際、そのスピード感はありません。よって、HDMI2.1の対応は遅れていることが考えられます。
それどころか、次世代ゲーム機であるPS5において、4K/120p、8K/60pを謳ってしましたが、どうも4K/60pでの出力で落ち着くのような兆しさえ出ています。
つまり、期待していた4K/120pや8K/60pは、もう少し先の話になってくるように感じるのです。つい最近までは次世代の4K/120p、8K/60pなど、すぐに到達するだろうと思えていたのですが、その見方は、少し甘かったようです。
4K/120p、8K/60pにもなると、処理能力が求められます。それを早々に実現するには、パソコンに用いられるようなグラフィックボードなどの最新鋭のスペックが必要になり、ゲーム機などのコンシューマ向けの機器では、まだ時間がかかるはずだからです。
場合によっては、PS5が発売され、4,5年経った頃にPS5 Proとして、改めて対応となるか、仮に4K/120pが実現できても、一時的に可能であっても、常時ではないことが予想されます。
フルスペック8Kの8K/120pに至っては、相当、先の話で、いつ実現できるかも予測不可能です。PS5などの次世代ゲーム機にあまりにも期待しすぎない方が良いのです。
現行の規格でまだまだ行ける!
現行の4K/60p対応のHDMI2.0で当分は間に合いそうです。それは4Kテレビにしろ、HDMIケーブルにしろ、現在、販売されている機器で、今後も十分、対応していけるでしょう。
PS5が発売される時期でもあり、変わり目のように感じられる時ですが、思い描いていた未来はまだ当分先のようです。
とはいえ、4K/60pでも十分な綺麗な映像であることは間違いはなく、逆に、これ以上の解像度、フレームレートを求めること自体、今は問題ではないのです。
時代は、確実に8Kや120pに移行していきますが、そこで終わるものではなく、さらに16K、240pと続いていくことが自然で、そうでなければならないのです。あまり先走ることもなく、今を楽しんでむことも忘れないようにしましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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