光回線が変えたものはインターネットだけでない!ディスクドライブが不要になっている理由!

光回線が変えたインターネット!

シームレス

今ではパソコンに限らず、インターネット接続することが当たり前になり、スマートフォンやタブレットだけでなく、テレビのVODサービスやゲームのオンラインにも使われるようになりました。

それが実現した背景には、光ファイバー回線や4Gなどのモバイル回線の通信速度が急激に向上したことにあります。次世代モバイル通信の5G、無線LANのWi-Fiは、通信媒体が電波によるものなので、減衰や干渉で弱まるため、今後、技術的にも高速化していくのが、なかなか難しい分野ではありますが、光ファイバーの場合、光を媒体としているため、まだまだ高速化する余地はあります。
IT、リモート社会が求められていく中で、トラフィック量の増大が懸念されるところですが、光ファイバーに伸びしろがあるおかげで今後も十分、対応していけます。大容量データも一瞬にして送受信可能になることで、さらなる情報化社会となっていけるはずです。

ディスクドライブが不要になってきている⁉

マルチドライブ
しかしながら、光ファイバーのインフラが整えば、整うほど、お払い箱になっていくものがあります。
それは、従来型のディスクドライブによる記録メディアです。
CD、DVD、Blu-rayなどの光ディスクやHDDなどの磁気ディスクなどがそれに当たります。
物理的にディスクを回転して、読み書きするメディアとして、長年、重宝されてきました。しかも、その記憶容量も時代を経る事に、大容量化、高速化してきた経緯もあり、それが続いていくような兆しはあったのです。現に、Blu-ray Discの記憶容量を超えるアーカイバルディスクを開発中です。
ところが、時代は思いのほか、インターネットが発展してしまいました。VODサービスが始まり、ビデオをレンタルするような必要性もなくなり、インターネットはダウンロードするどころか、よりシームレスなストリーミング再生が一般的になりました。YouTubeがこれほどにも視聴されるようになったのも、テレビ感覚で見れるようになったからでもあります。

光回線による、ディスクドライブ分野の浸食

それを可能にしたのは、やはり光ファイバー通信回線などによる高速化が要因です。コンピューターに繋ぐだけのイメージだったインターネットがこれほどまでに成長するということは、想定外であったでしょう。それまではDVDやブルーレイディスクも通信技術に並行し、成長していくメディアという認識だったのです。
しかし、光ファイバーや5Gなどの急速な通信速度アップは、ディスクメディア産業を食ってしまえるほど急成長を遂げてしまったのです。
昔のテレビ番組は、VHSビデオテープでを録画することが当たり前で、VHSテープがよく売れました。それに代わり、DVDが登場し、レコーダーすら必要としないHDD録画が、今では当然の機能となってしまいました。当然、電子機器類が売れなくなるわけです。
また、以前は、ビデオテープでもDVDでも、各メーカーの性能で覇権争いであったのが、今では互いの分野まで浸食してまっている事態です。
そして、今まさに、光ファイバーなどの技術によって、それらディスクドライブが脅かされつつあるのです。
今年、発売される次世代ゲーム機のPlayStation 5やXbox Series Sはディスクドライブを搭載しないコストを抑えたモデルが展開します。時代がディスクドライブが必須ではなくなった事を意味するさきがけとなっているのです。

高速化したものが制す!

しかも、これまで最大の記憶容量メディアであったHDDに取って代わって、SSDが台頭してきています。SSDは半導体メモリーの一種なので、回転式ドライブより静穏性に優れ、なにより書き込み速度が速いです。
物理的に回転しなければならない、ディスクドライブが立ち行くところではなくなってきているのです。以前にも増して、大容量のデータを高速に扱えるSSDは、打って付けの存在になっていくのです。
要は、光ファイバーやSSDにしろ、従来のディスクドライブより高速化していることが原因にあります。急激な速さでインターネット産業が成長していることで、ディスクドライブ産業がついていけない印象さえあります。

ディスクドライブは、まだ必要⁉

CDROM.jpg
ディスクメディアがこのまま衰退してしまうのか、ギアを上げ、食らいついていくかはわかりませんが、現段階で、ディスクドライブに決してメリットがないのではありません。
インターネットはまだまだ通信が安定している状況でもなく、コロナ禍でインターネット利用者が増え、トラフィック量が多少増えただけでも、通信速度が制限される事態となってしまいました。これが、いくら改善したところで、これから4K8Kと高解像度、大容量化していく以上、技術的にいたちごっこが続くのです。
このような不測の事態に対応するには、やはり従来型ディスクドライブがあれば安心です。
また、同じ映画でもVODサービスとDVD再生ではDVDの方が綺麗な場合があります。インターネット配信では、なるべくデータ量を少なくして圧縮して配信しているのかは定かではありませんが、DVDのデータをさらに劣化した映像に見える場合があります。
そうでもしないとスペックがピンからキリまであるデバイスに対応していく上で、
シームレスに再生されない可能性があるのかもしれません。それならば、HDDにダウンロード後に再生したり、ダウンロードの必要のないDVDドライブで再生した方が快適なのは言うまでもありません。
いくら光ファイバー回線や5G回線だろうが、通信量が多くなれば、減速してしまいます。過剰な期待はしない方が良いというわけです。その点では、まだまだディスクドライブの必要性は揺るがないでしょう。
お読みいただきありがとうございました。

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