Dolby Atmosって何⁉映像部門ってどういう事⁉音響回帰?

Dolbyと言えば

 Dolby(ドルビー)は音響技術で有名です。その優れたサウンドフォーマットでライセンスされた製品が数多くあります。CDコンポやDVD、映画と色々なところでドルビーロゴを目にしてきていることでしょう。今や定着した、確立したサウンドと言っても過言ではありません。心地よい音色と臨場感あふれるサウンドで時を忘れるほど感動を与えと癒された空間を作り出します。 

実は映像部門であったDolby

 しかし、最近、薄型テレビとなってから映像分野でもドルビーの技術を見受けられるようになりました。ドルビーと言えば音響を専属したイメージが強かったため、映像部門にまで進出してきたのかと思っていましたが、実はそうではなくて、元々ドルビーは映像のノイズリダクション技術を開発したメーカーだったのです。
そして、その技術がドルビーコントラストやドルビービジョンです。これはHDR(ハイダイナミックレンジ)とほとんど同じ技術というより、元となった技術です。コントラストの明暗を情報化し、今まで以上にその差を大きくすることで諧調を上げ、色域を広げるものです。
  ところがUHD BDでの必須規格はHDR10となり、ドルビービジョンはオプション規格となったことで、またしても映像分野では一歩後退してしまったわけです。しかし、その技術はHDRの色深度10bitに対しドルビービジョンは12bitでもあることから、ドルビーの方が上手であります。ドルビービジョンはHDRのプレミア版と言ったところでしょう。 

最新Dolby Atmosに

 さらに、ここで引かないのがドルビーの底力でしょう。ようやく本題になるのですが、本命でもある音響の最新技術がDolby Atmos(ドルビーアトムス)です。こちらの音響分野では映画の音声、UHD BD音声フォーマットとしてリードを保っています。
これは従来の横方向の音場からさらに縦方向の音場をプラスしたもので、二次元空間から三次元空間になるようなものです。より立体的な音響が実現するのです。今までも十分なくらいに音響空間が広がっていたように思えたのですが、これに高さを加えるというわかっていたようで気づかなかった発想です。これでさらに音に深みがますことでしょう。これがWindows 10やXbox Oneでサポートされることから今後主体となっていくとも考えられます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました