8K放送へ準備段階に
いよいよ8K実用放送まで残すこと2年ありません。
4Kではなく8K放送です。
4Kテレビなら売ってありまりますので、もう珍しくはありませんが、BS用4Kチューナーは付いていませんので、放送はまだまだ先のような感じです。それも8Kテレビもないのに8K放送というのは現実味がない話です。
8Kデータは大容量
4K8K放送となると今までよりも単純に4倍から16倍データがあるため、その通信容量は膨大なものとなります。地上デジタル化した時よりもはるかに情報量は増えるのです。その情報をどのように送信すれば良いのかか課題でした。
そこで圧縮技術が開発され、現在の圧縮エンコードH.265/HEVCは従来のH.264/AVCの約2倍の圧縮となりましたが、8K映像はその最新のエンコードを使っても100Mbps通信容量が必要となります。
最近ではテレビもネット環境が整い、4K映像もネットを通して視聴することが当たり前になりましたが、今の光ファイバー回線でも不十分なくらいその情報量は大きいものです。また、圧縮技術もそろそろ限界の域にあるかと思います。
光ファイバーなら
地上波放送では8Kどころか4Kすら限界、難しく、辛うじてBS放送で通信容量が可能域レベルにあるだけです。それも情報量を圧縮に圧縮した形なのでどこに欠損した映像もあるかもわかりません。非圧縮の8K映像では100Gbpsもの通信容量が必要なため、本来の8K映像は電波通信では技術的不可能の領域です。
いくら5Gだろうが現実的には1Gbpsあたりです。となると可能性が唯一あるのがやはり光ファイバーなのです。今の通信形態は光ファイバー単芯によるものだと思いますが、これを束にし何十芯にすることで何倍のも通信が可能になるのです。
しかも、光ファイバーの原料である石英はガラスと同じく、コストはほとんどかかりません。このインフラさえ整えば、スマホなどの通信問題やロスは解消され、個人では所有するのが難しいスパコンや量子コンピューターなどを使いすべてをクラウド処理化すれば、ハード自体コンパクトなものとなっているかと思うのです。
最近ではネット環境も良くなりダウンロード保存するどころかストリーミング再生が最適です。それにより不要な機器も減らせますし、ゲームもそのようにすることが可能になってきました。PS4のリモートプレイもそうですし、一部ドラクエでもそうでした。次期windowアップデートでゲームもストリーミング機能が強化されます。
今後このような形態が増えていくことだろうと思います。この光ファイバー通信速度の向上で今ある問題のほとんどが解決していけることに気づいていないだけなのです。
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