4Kから8Kテレビへテレビの進化は止まらない!
4Kテレビが発売されてから、早くも6年の年月が過ぎようとしています。当時は高価で手が出せませんでしたが、今では当時のフルハイビジョンテレビのような価格まで下がってきています。また、薄型テレビになった時のHDテレビからしたら、とても考えられないほどの安さにもなりました。そして、その4Kテレビが発売されてから、ちょうど6年後の今年の12月にシャープから8Kテレビが約100万円前後で発売されようとしています。
ただ、4Kテレビもこの6年間何も変化していないわけではありません。その進化は現在進行中です。また、現状から考えられる最終テレビのスペックはどうなるのかを考えてみます。
今年は4Kテレビが成熟した年!
今年もメーカーから多くの4Kテレビが発売されました。その中でも目立った点が二つあります。その一つが有機EL4Kテレビです。これはパナソニック、ソニー、東芝の国内大手メーカーから有機EL4Kテレビから発売されました。液晶のシャープと言われるだけ、シャープは8Kテレビの方に力を入れてきたと考えられます。そして、もう一点がドンキホーテやノジマ、FUNAIといったメーカーから4Kテレビが発売され始めたことです。それも低価格が加速するような格安4Kテレビが登場しました。
DMM.makeの4Kディスプレー
これは昨年末から発売された4Kディスプレーです。チューナーが付いていないため、テレビではありませんが、それまではどうしても高価であった4Kテレビの常識を覆すものとなりました。今ではネットも普及して必ずしもテレビにこだわる必要がなくなりました。4K放送自体限られていますし、これにチューナーを別途取り付ければ、テレビと変わりなくなるわけです。また、この登場により、より一層4K市場の低価格競争が始まったようにも思えます。
ドン・キホーテの情熱価格PLUS
ドン・キホーテのプライベートブランドとして格安4Kテレビが今年、発売されました。こちらはチューナー付きなので完全な4Kテレビとなります。初回生産分があっという間に完売するなど、好調で第2弾も販売されました。
ノジマのELSONIC
こちらもノジマのプライベートブランド「ELSONIC」から格安4Kテレビの発売されました。こちらは4Kテレビに限らず、32型や24型テレビもあります。ドン・キホーテの後追いながらもプライベートブランドとしてより確立しているものになるかもしれません。
FUNAIの4K液晶テレビ
北米を中心とする老舗日本AV機器メーカーの船井電機がヤマダ電機独占4Kテレビの発売をしました。日本への凱旋ともあり、国内メーカーをも揺るがすことにもなるでしょう。品質、価格共に4Kテレビ市場への期待がもてます。
4Kテレビ発売当初は4K放送もなく、コンテンツも少ないことがありました。そこから、4K放送も始まり、インターネットを通じて4K映画や動画を視聴できるようにもなり、HDRや4KUltra HD Blu-ray(UHD BD)も普及しようとしています。そうしてみると、4Kテレビもいよいよ成熟してきたと言えそうです。
残すはBS4K8K放送のみ
今年の12月に8Kテレビが発売されば、計画上残っている進化はBS4K8K放送のみでしょう。地デジも4K対応する計画は今のところありません。つまり、放送を1年前に迫った今、BS4K8Kチューナーがいつ発売されるのかが気がかりになるところなのです。それが今、4Kテレビを買うべきか迷うところでもあります。また、後付けでチューナーを付けるとしても、レコーダーを用いることになれば、ディスプレーポートやUSB、superMHLではなく、汎用性のあるHDMIを使うことになるでしょう。しかし、今、最新のHDMI2.1規格が4K120fpsあるいは8K60fpsであり、フルスペック8K規格8K120fpsには達していないこともあります。よって、これらは対応することは必須項目となります。これらを踏まえれば、現代段階で考えられるテレビの最上位スペックは
BS4K8Kチューナー付き4Kあるいは8Kテレビ(HDMI2.1の次世代バージョン対応)
となるでしょう。それらを満たした時、4K8Kテレビ購入にあたり、はじめて時期尚早ではなくなるようにも思えます。
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