4Kテレビが売れている!
ある調査では、最近4Kテレビの売上が好調なようで、明らかに前年よりも4Kテレビの売れ行きが拡大しているとの事です。
この原因として考えられるのは、やはり新型コロナウィルスの影響で外出自粛が余儀なくされたことが背景にあるでしょう。
今年は、BS4K放送も順調で、BS4Kチュナー内蔵4Kテレビが発売されている昨年モデルから大幅な進展があったわけでもない事から、顕著に4Kテレビが売れる理由が他に見当たらないのです。緊急事態宣言で、どこにもストレスの発散するところがないこともあり、消去法ではありますが、楽しみを求めて、4Kテレビへ出費する結果になったと考えられます。
目的は違えど…
しかし、本来であれば、東京オリンピックが開催され、4Kテレビでの視聴を楽しめるはずだったことを考えれば、理由は違っても4Kテレビは売り上げを伸ばせる時期でもあったわけです。
そろそろ4Kテレビへ買い替えようと考えていた方にとってみれば、東京オリンピックと新型コロナウィルスでは本来の目的が変わってしまうところではありますが、ただ4Kテレビの購入を躊躇う必要は、どちらにしろないことは確かです。
4Kテレビは、今が買い時です。
もし、2020年に東京オリンピックが予定通りに開催されれば、4Kテレビ購入のきっかけになるはずだったのは正直なところですが、長い目で見ると、その先に4Kテレビのメリットがあるかまでは考えず、とりあえず4Kテレビを買っておこうという目的になっていたことでしょう。一過性のものとして、4Kテレビの価値を見出していたに違いありません。
ところが、想定外とも言える新型コロナウィルスの影響で、巣ごもり状態となり、4Kテレビの素晴らしさ、貴重性が増す事態となったのです。外出自粛の中で、レジャーも観光も楽しめない中で、それを疑似的にも体験できるのが、4Kテレビだからです。
4K解像度という圧倒的な高精細な映像を表現できる4Kテレビは、これまでのハイビジョンテレビの比ではないくらい臨場感と没頭感が味わえます。
また、4Kテレビの大半はインターネット接続仕様になっている事からも、YouTubeなどの動画配信サービスで、あらゆる4K映像が楽しめます。世界中の行ったことも、見たこともない秘境も、YouTubeで視聴すれば、あたかもそこに訪れたような体験ができるのです。
4Kテレビよりさらに高画質な8Kテレビであれば、立体感までも伝わってくるような迫力があるとされています。VRなども活用すれば、さらに臨場感は増すでしょう。
IT社会へのインフラ整備が急務
ただ、時代はITであり、4K8Kなどの情報の大容量化、ビックデータ通信は、今始まったわけではないです。5Gなどにも移行していることからも、新型コロナウィルスが起こったから、リモートワークやウェブ通信などの情報社会が注目されているわけではなく、以前からそのような動きはあったのです。
新型コロナウィルスの発端で、そのような環境を整える上でも、インフラの整備は加速していく結果にはなるとは思いますが、4K8Kテレビに否定的だった過去の方が、むしろ間違っていたのです。結局は、4K8Kと高度化する情報化社会を受け入れていていく事が、先決であったということです。
今後、新型コロナウィルスの第二波、第三波はあるかはわかりませんが、歴史的にみれば、その確率は高いでしょう。そうなる前にも、そうなった環境でも対応できるような社会や産業の在り方を変え、考え改めるべき時でもあるのです。
それは新型コロナウィルス流行以前から、見据えてきた自動運転やAIなどのIT社会と同じです。そのような社会へ移行する抵抗や抑止があったからこそ、今回の新型コロナウィルスの対応に遅れてしまっているだけです。それは東日本大震災の福島原発に似通るところがあるからです。その教訓があるからこそ、日本は前進あるのみなのです。
4Kテレビ、8Kテレビも同じことで、先に進むことに批判的、ネガティブではいけないということです。
4Kテレビで視聴するLIVE映像などは最高です。無観客でも良いから、一刻も早く、そのような基盤を作り、実現した方が経済も安定するはずです。現状では、リモート関連の映像が低解像度だったり、フリーズしてしまっている問題も多く、トラフィック量の拡大に対応していかなればならない課題もありますが、それを求めていく他、道はないのです。
お読みいただきありがとうございました。
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