BS4K8K放送認知度が低い⁉素知らぬふりしているだけでは?

新BS4K8K放送開始まで一か月半を切った!

 今年の12月1日から放送開始される新BS4K8K放送ですが、その認知度が低いことがメディアを介して知りました。
いや、NHKテレビ放送でBS4K8K放送を宣伝していて、特集まで組まれ、再三アナウンスされていて、そんなはずはない。
と、思っています。
これが放送開始の1年前ならまだしも、あと1ヵ月ちょっとに迫った現在、そんな状況は考えづらいものがあります。 
そこで、その原因を考えてみたいと思います。

BS4Kチュナーの発売ですら、放送開始直前

 4Kテレビが発売されて久しくなりますが、当初から4KテレビはBS4K放送チュナーを搭載していないもので、それが今では当たり前のような事態までなってしまったようにも思えます。BS4Kチュナー自体の準備も遅く、放送開始半年前あたりに発売される新型テレビぐらいにはBS4Kチュナーが搭載されていてもよさそうなものです
。ところが、単体のBS4Kチュナーですら、正式に発表されたのは、ここ最近の事です。BS4Kチュナーが発売されるかもわからない状況で、BS4K放送を視聴することを期待しても意味がないわけです。
つまり、誰も騒げない状況下に置いて、噂も広まらなかったため、BS4K8K放送の情報が拡散しなかったと考えられます。

テレビの買い替えに冷ややか

 地デジ化のためテレビ買い替えの時は、お祭り騒ぎのように、買いたくもない高額なテレビを仕方なしに、購入された方も多いのではないでしょうか。あれから10年もしない内に、新たにテレビを買い替えなければならなくなると、正直うんざりさせられるところです。
  当時はテレビの性能云々よりも、みんなが買い替えているから、買わなければならないような義務感のようなものでテレビ購入を迫られたようにも思えます。よって、それがトラウマとして、国民全体の意識として残っているため、新4K8K放送でまた、テレビ買い替えを求められるのではないかと、BS4K8K放送自体にも興味が持てないのかもしれません。
  一番は地デジ化時の高額な大型薄型テレビ購入での金銭的負担が大きかったため、その傷跡が癒えていないのが実際でもあり、疲弊してしまったともいえるでしょう。そんな持久力がないのが現実なのかもしれません。

消費者としての策?

 今は、薄型、大型テレビも安くなってきましたが、地デジ化当時は、とんでもない高額なテレビばかりでした。それの購入を迫られたものですから、今となっては苦い思い出というより「今のこれだけ安くなるなら、無理して購入する必要はなかった、あれはテレビメーカー側から吊り上げられた価格だったのではなかったのか」と思ってしまうところです。
最初からもっと正当な価格設定にならなかったのかと思えるほどです。そう考えると、今回のBS4K8K放送でも、4Kテレビ、8Kテレビへの買い替えにおいて、同じ過ちを犯さないよう教訓として、需要喚起に乗らないようにしているだけではないかと思います。需要が低ければ、メーカーは価格を下げてくるでしょうし、8Kテレビ発売当初から、手頃な価格で購入できる可能性もあります。

嵐の前の静けさかも

 日本は手の平を返すように、ガラッと変わる国民性です。4K、8Kと高画質化することに、とがめる人はまず、いないでしょう。そう考えると、ガラケーからスマホに一変したように、良いものに切り替わっていくのは自然な事で、4K8Kも急速に切り替わっていくようにも思えるのです。
  むしろ、BS4K8K放送認知度よりも「BS4K8K放送認知度が低い」という事の方がメディアが取り上げるため、そちらの方が認知度が高くなり、知っていても知らないふりをしている方も多いのかと思います。大衆に合わせる日本人の気質がそうしているだけであって、きっかけがあれば、4K8Kテレビ化は一気に進むと思うのです。

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