憧れの壁掛けテレビをしてみよう!今こそその時では⁉

忘れかけていた壁掛けテレビ

 テレビがデジタル化して以降、今ではアナログ放送時の箱型のブラウン管テレビは見る影すらないほど、テレビそのものが一新されました。デジタル放送により、テレビは高画質という謳い文句により、テレビの買い替えは進みましたが、それ以上に薄型大型テレビという未来のあるテレビに魅力がありました。
 そこで、当初よくディスプレーされていたのが、壁掛けテレビでありました。テレビが薄型化したおかげで、インテリア感も求められるようになったわけです。
ところが、現在、壁掛けテレビはそれほど普及しているようには思えません。どちらかと言えば、テレビ台の上に置く従来通りのスタイルに戻ってしまっているように思えます。 
 それはなぜかと考えれば、薄型テレビが出始めた頃、今のような壁掛けが可能なほどの超薄型テレビは相当高価なテレビであり、とても普及帯の代物ではありませんでした。今ではどのメーカーも撤退してしまったプラズマテレビは薄いとは言っても、ブラウン管テレビよりは薄いものの、まずまずの厚みのあるテレビであったため、重量も50Kg近くありました。
薄型液晶テレビであっても似たようなもので、当時はそれらを壁掛けしようとしていたとなると、今では恐ろしく思えるくらいです。
つまり、当時のほとんどが無理やり壁掛けしていたと考えられます。そうなると次第に壁掛けテレビは普及しなくなったと考えられます。
 あの憧れの壁掛けテレビの存在感は薄型であるテレビ以上に希薄なものとなってしまったわけです。

今なら出来る!壁掛けテレビ

 確かに少し前の薄型テレビは壁掛けが大変なほど重いものではありましたが、それはもう過去の話になってきています。ここ数年でも、テレビはさらに軽量化が進み、超薄型テレビであったくらいのものも今では普及帯となっているようです。
有機ELテレビもようやく出始め、究極な薄型テレビへと向かっています。であれば、軽量化、薄型化がさらに進んだ現在、諦めかけていた壁掛けテレビをもう一度、試みても良いのかと思うのです。
  今は有機ELテレビが出たおかげで、テレビは数ミリという薄さまで可能となりましたが、そこまでいけば、額縁のように、絵画のように、あるいはカレンダーのように垂れ下げて使えるレベルにまでいけるでしょう。その時には視聴スタイルもまた変わっていくのかもしれません。
しかし、そこには技術的にまだ及ぶところではないのが現状です。ならば、今のテレビで十分可能になった壁掛けをしてみても、ここ数年はアドバンテージがある思えるのです。

いざ、しようとなると結構ハードルが高い壁掛けテレビ

 しかし、実際にテレビを壁掛けにしようと思っても、なかなか難しいのが壁掛けテレビです。見た限りではシンプルで簡単そうなのですが、壁掛けテレビはそのシンプルに見せるのが難しい事に気づかされます。
壁掛けテレビの最大の利点はテレビ台を購入しなくて良い事とテレビ台を置くスペースの分だけ、部屋を広く使える事なのですが、結局、レコーダーやゲーム機を置いてしまうのならば、スペースとしては同じ事になってしまいます。
それより、いかにテレビをきれいに見せるかに重点を置くことが必要かと思います。
シンプルさを追求する意義こそ、壁掛けテレビをする上での最高の心持ちになると考えるべきでしょう。
  ここでは、詳しい事は書きませんが、配線や壁掛け金具の設置などが面倒であることは、肝に銘じなければならないかと思います。当然、あえて壁掛けにする必要もないのですが、家の新築やリフォームをする時があれば、絶好の機会でもあります。それは壁裏配線や壁の補強が欠かせないものだからです。そんな時だから出来ることなので、その期を逃したら、もったいないことです。
  賃貸であれば、壁に穴をあけるため壁掛けテレビは難しいでしょうが、そうでなければ、壁掛けしてみても損はないのかもしれません。壁掛けテレビはステータスの高さの象徴のようなイメージがあるように、ワンランクアップしたような気分になれれば、それで十分なだからです。
  いざとなれば、モールで配線を隠したり、柱のあるところさえ分かれば、壁の補強もなしで金具を設置できますし、壁掛けテレビは従来の重たい薄型テレビからすれば、安全性も高く、個人でも出来るようになったため、それでもハードルはだいぶ下がったとも言えます。

また壁掛けブーム来るか?

 確かにテレビは軽量化、薄型化で壁掛けしやすいものとなってはきましたが、ここのところのテレビの更なる大型化で状況はまた変化しつつもあります。
  それは、有機ELテレビによってさらに大型化が可能になり、4K8K放送という高精細な映像への移行により、大型化した方が恩恵を得やすいという背景から、65インチと言った更なるテレビの大型化へメーカー側の意図もあり、テレビの大型化への波がもう一波来ているといった兆候があります。そのため裏腹にも、またしても壁掛けテレビはしづらい状況になってくるのも予想されますが、読み切れない部分はあります。
  それは家庭ではテレビが70や80インチとなると現実的な大きさではないことです。最大でも65インチ当たりがテレビの大型化の飽和、限界点になるのかと思います。65インチであれば、現状テレビの壁掛けは可能であるため、壁掛け可能な環境は準備し、作っていても良いのかと思います。

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