テレビがなくては3日ももたない!YouTubeはテレビの代わりにはならない!

テレビ砂嵐

「テレビ離れ」の難しさ

 若者のテレビ離れが話題になってから随分経ちますが、テレビ離れは本当に浸透しているのでしょうか。

インターネットの発達により、情報はテレビに限らず、パソコン、スマートフォン、タブレットとあらゆるデバイスによって得られるようになりました。

 メディアの多様化が起こっているのは便利ではありますが、世の中の大まかな流れを知るには、やはりテレビが一番です。お年寄りや年配の方などインターネット回線に繋がっていない世代はあっても、テレビを視聴していない方は少ないはずです。それだけテレビからの情報が最も世論にもなり得るわけで、それだけテレビの影響力はまだまだ大きいものです。


いくらテレビを見ないと言っても、テレビはちゃんと置いているでしょうし、1日何時間も視聴しなくなったにしろ、数分くらいはテレビを点けて、視聴するのではないでしょうか。確かにテレビ番組は昔よりつまらなくなったようにも思えますが、ニュースくらいは知っておきたいのが、心理としてあるからです。


テレビがない事は辛い⁉


 テレビが故障して、テレビが視聴できなくなった時が最近ありました。それほどテレビを見る事がなかったため、まあ何とかなるだろうと思っていましたが、いかにテレビに時間を取られていたかが分かりました。


テレビがないと時間を持て余すほどです。いくら普段テレビを見ていないと思っていても、なんだかんだ見ているのです。数分くらいと思っても、1、2時間くらいは見てしまう事もあります。しかし、その代用にインターネットを閲覧しても、すぐに飽きてしまいます。YouTubeでさえも長く持ちません。やはりテレビが面白いと思えたのは意外な事実ではありました。


テレビがあっても見ない事はありますが、テレビがないとないで厄介なものです。ソニーのナスネを持っていましたので、タブレットにトルネアプリをダウンロードして視聴環境だけは整えてましたが、そうでもしないと、居ても立っても居られないくらいです。


それだけテレビの情報を当てにしている証拠でもあります。習慣というよりも、社会性において、車がないと生きていくのが困難な田舎のように、テレビもそのような存在であるのかと思います。


今は災害も多く、緊急地震速報や水害などの避難情報も頻繁に発信されて事態でもありますので、テレビが有力な情報源でもあるわけです。


低俗な番組のためテレビを毛嫌いする気持ちも分からないでもありませんが、娯楽やエンターテインメントだけがテレビの役目ではないと思えれば、やはりテレビは必要なものではあるのです。


しかし、4Kテレビや有機ELテレビなど、テレビの価格があまりに高いのは良心的ではありません。テレビが普及していない時代にテレビが高かったのなら仕方ありませんが、情報インフラとして社会基盤の一部になったような今のような状況で買うに買えないような薄型テレビの販売価格は良くないように思えます。それは現在の携帯電話料金にも言える事で、やたらと通信料金と本体代の高いスマートフォンの販売戦略はどこか異常事態にも思えます。


テレビ以外で得られる情報も大事!


 テレビがない事で得られる情報量の少なさは痛感しました。いわゆる情報弱者ではありますが、逆にテレビに集中していると、一切、他の情報が入ってこないのも体感として分かります。テレビの世界観が現実のように錯覚してしまう感覚があるからです。テレビが高画質、鮮明になったのはすばらしい事ではありますが、それは現実ではありません。画面の中と外ではまるで違います。VRやARなどの疑似体験と同じように、テレビは現実逃避するだけのものにもなりかねないものです。


しかし、まったくテレビを視聴しないで3日くらいすると、現実感が変わります。普段の生活において感覚が鋭くなるというか、自然や身の回りに対して意識的になるのです。それこそ動物的で本能的な感覚に近いわけですが、今こそその情報が有益であるように思えます。


自然災害が多く、身を守る判断が難しい状況下において、一番大切なのは五感で得られる情報でもあります。テレビは現実逃避の手段にしかならない可能性はあります。テレビで得られる情報も大事ですが、メディア以外からの情報も大事です。


スマートフォンや5Gの登場で、その感覚を養う事すら難しい時代ではありますが、テレビを意識的に見ないだけでも体感できることなので、本当に必要な情報とは何かを見つめなおす意味でも一度テレビやメディアに頼らない生活を心がけても良いかもしれません。


お読みいただきありがとうございました。

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