もう10年⁉テレビの寿命が近い!
2011年地7月24日アナログ放送終了(一部地域を除く)で完全な地上デジタル放送になり、アナログブラウン管テレビからの買い替えを迫られたこの時期に、テレビを購入した方も多いのではないでしょうか。
当時の薄型テレビは今でこそ破格な格安4Kテレビがありますが、相当高価なものでした。低価格帯ものも少なく、渋々買い替えをしなければならなかった経緯もあり、大金をはたいてまで購入したテレビに愛着すら出てしまうのも当然なほどです。
しかし、買い替えしなければならない時はやってきます。
ある日、突然テレビが映らなくなってしまうのです。テレビを10年も使い込む自体、ブラウン管テレビ時代は考えもしませんでしたが、いつの間にか10年も使ってしまっている事に気づいていないのです。当時から古びた感じもなく、デザイン的に変わり映えしないので、買い替える事さえ忘れてしまうものです。
また、ブラウン管テレビは価格もそれほど高いわけではなく、新調するように買い替えできましたが、薄型テレビは安くはなっているものの、4K、大型化にシフトし、価格が上乗せされていくため、いつになって経っても手頃感はありません。そうこうしているうちにテレビが故障し、またしても買い替えしなければなるのです。
地デジ化から約10年、テレビの寿命も近いです。買い替えの検討が必要な時なのです。
寿命より使い方!
低電力、省エネを売りにしてきた液晶テレビでさえ突然故障します。画面が真っ暗になり、音声だけが聞こえる症状が家でも起こりました。使用期間が長いと熱が発生し、どこかがショートしてしまうのです。昔のブラウン管テレビのように叩いて直せるなら、まだ救いはありますが、精密化した今のテレビにそれは適用できません。前触れもなく、即テレビが使い物にならなくなるのです。
プラズマテレビでも内部コイルの切り替えができず、映らなくなったテレビもありました。それも長時間使用のため、どこかが熱でショートしてしまったか、埃やごみが入り接触不良を起こした可能性があります。
画面に縦線が入り見づらい時は、線の入る縁側を指で押すと接触不良を改善はできました。
最大のテレビ故障の原因、寿命への引き金となるのはショートです。
液晶テレビにしても、プラズマテレビにしても長時間使用し続けると、熱が発生し回路が切れる(ショート)事が考えられます。熱で基盤やはんだ付けが解けたりするためです。消費電力の高いプラズマテレビは本当に熱を持ち、手で触れないくらいテレビが熱くなる時があります。
寿命以上に使い方にも問題があります。一般的なテレビの買い替えサイクル年数は言われていますが、使い方一つで、延命できるものと考えた方が良いかもしれません。
買い替えるなら液晶テレビ一択!
テレビを故障させ、買い替えをしなければならなくなった場合、次のテレビ購入の候補に有機ELテレビか液晶テレビかがありますが、そのような方はまず液晶テレビにすべきだと思います。
テレビが映らなくなる原因がショートであるなら、使用時間が長く、常時テレビを付けているような習慣があるからなのかもしれません。今話題の有機ELテレビは人気が出てきているのは、発色が良く、液晶テレビより綺麗な色合いが出せるからでもありますが、最大の欠点は寿命が短いところにあります。発色効率も使用時間と共に落ちていき、使って間もなく液晶テレビと変わらない色あいとなり、液晶テレビより早い寿命を向かいてしまうからです。
使い始めの僅かな期間だけアドバンテージのある高価な有機ELテレビにお金を掛けていては、故障するリスクと寿命を考えれば、買い替えサイクルをさらに早める事になります。テレビ視聴スタイルにあったテレビ選びが問われる事になります。
使用寿命目安は何万時間とありますが、あくまで目安で、使い方の方が重要となります。
お読みいただきありがとうございました。
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