4Kテレビにホームシアター
「テレビの音が聞きづらい」
「音楽番組が楽しくない」
と思うのは、年を取って耳が遠くなったのでもなく、青春時代ではなくなったからではないのかもしれません。
テレビがブラウン管テレビから薄型テレビに移行した事が大きいのではないでしょうか。
ブラウン管テレビ箱型で奥行きのある構造でした。そのため、スピーカーも大きく、ウーハー(低音)も効き、張りのある響きが当たり前に出せていました。
ところが、薄型テレビになってから、スピーカーも薄く、小型化したため、割れるような音がします。まるで、小型ラジオを聴いているような感じさえします。
それでは、テレビの音が聞き取りにくいく、音楽番組の良さも伝わらないものです。
また、iPodの登場で歌も音楽もダウンロードし、イヤホンで聞くスタイルにもなったため、コンポなどのスピーカーで空間を奏でる音を楽しむ事もなく、臨場感がなくなってしまっていることも残念です。
ブラウン管テレビではステレオでしたが、地上デジタル放送になって一部5.1chサラウンド放送となりました。
薄型テレビでスピーカー音質は悪くなりましたが、チャンネル数を増やし、立体音響で臨場感が出す事でカバーはする事はできるようになりました。
5.1chホームシアターシステム構築すれば、ブラウン管時代以上の音響になる事間違いなしです。BS4K放送も5.1chサラウンド放送をしていますが、BS8K放送では22.2chマルチチャンネル音響となります。映像の解像度だけでなく、音の精細感も増す事になります。
4Kプロジェクターも発売!
ホームシアターと言えば、プロジェクターです。
大画面のスクリーンに投影でき、映画さながらの映像を楽しむことができます。
それにもやはり音響設備が大事で、5.1chのスピーカーは合った方が臨場感が増します。
内蔵スピーカーでは、プロジェクターのファンの音がうるさいため、ホームシアターシステムが最適です。
プロジェクターはフルHDタイプのものがほとんどで、4Kのものはとても個人で買えるような値段ではありませんでした。
近頃、4Kプロジェクターが安価になってきたこともあり、ホームシアターが本格化しても良いほどです。
フルHDクラスのプロジェクターでは解像度の割にスクリーンが大きすぎて、粗さが目立ってしまっていました。
しかし、4Kクラスであれば丁度良い画質であると言えます。
短焦点プロジェクターも注目されていますが、テレビのようにテレビ台に置くだけなので、将来的にもテレビに代用できるものになるかもしれません。
格安プロジェクターも発売されていますので、試しに購入し、ホームシアターに挑んでみても良い頃合いです。
テレビにもプロジェクターにも使えるホームシアター
ホームシアターのスピーカー環境があれば、テレビにもプロジェクターにも接続できますので、用途よって、どちらの音響にも対応できます。
どちらにしてもスピーカーは重要視しなければならないようになってしまったのです。
テレビ台にもなるラック型も安いサウンドバー型もありますが、それだけテレビにも必要性があるからです。
少し前ですと、ホームシアターは敷居の高いものでありましたが、今は違います。
失ってしまった、忘れてしまった音響の大事さを取り戻してみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
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