小型4Kテレビを選ぶのは、4Kテレビに買い替えたいだけ?
現在、家電量販店では、4Kテレビが前面に売り出されていて、ハイビジョンはもう目の届かないところでひっそりと売られています。テレビは、4Kテレビが当たり前というイメージが付けられ、そろそろ4Kテレビに買い替えなければならないかのような心理が働きます。
とはいえ、地上デジタル放送移行時に買い替えたハイビジョンテレビも買い替える時期にはなってきているため、4Kテレビに買い替えもまんざらではないのです。
4Kテレビの大画面化
4Kテレビと言えば、以前にも増してテレビが大型化した印象ですが、今までの常識から考えると「とても家には大きすぎる」とか「今までの大きさで十分」と思ってしまいます。それ故に、4Kテレビでも最小クラスの43インチあたりを購入することを第一候補として考えてしまいます。
以前のイメージでは43インチもあれば、フルハイビジョンテレビでは大型な
方です。その先入観があると、4Kテレビも43インチクラスという選択肢しかなくなってきてしまいます。4Kテレビでは43インチは、最小クラスに属します。
方です。その先入観があると、4Kテレビも43インチクラスという選択肢しかなくなってきてしまいます。4Kテレビでは43インチは、最小クラスに属します。
4Kになった事でテレビのサイズもバージョンアップしているのです。それを、まず理解する必要があります。4Kテレビの43インチは、ハイビジョンテレビの32インチと同格という認識をすると、4Kテレビへの先入観から解放され、選択肢が増え、視野が一気に開けた気分になるのです。
現在、4Kテレビのサイズは43インチの他にも50インチ、55インチ、65インチが主流です。いかに43インチが小型かわかってくるように、もう一度、4Kテレビの大きさを再検討する必要が出てきます。
上位機種が人気なのは?
4Kテレビの選定には、機種もあります。ハイエンド、ミドルエンド、エントリーモデルといった具合に、機種別に性能で機能で分類されています。
4Kテレビは、上位機種が売れているそうで、ハイエンドモデルが、人気があるようです。
4Kテレビの場合、43インチでは小型であるため、量は満たせない代わりに、質だけは求めたいような気持ちになるのかは分かりませんが、とりあえず、最上級モデルを買っておけば問題ないだろうという思い込みがあるからではないでしょうか。
しかし、その差はチュナー数の違いだったり、HDMI端子数の違いだけだったりします。たいして使いもしないものに、大金をはたいていては身が持ちそうにありません。
そもそも、フルハイビジョンテレビが4Kテレビになっただけでも、高画質化しているだけに、ハイエンドモデルである必要性を考える事も重要です。
4Kテレビは大画面であるからこそ意義がある!
フルハイビジョンテレビであれば、50インチ以上もあれば画素の粗さが目立っていましたが、フルハイビジョンテレビの4倍の解像度のある4Kテレビの場合、例え100インチあったところで画素はきにならないものでしょう。ならば、4Kテレビは大画面であった方が有意義であります。
確かにハイエンドモデルは魅力的ですが、43インチハイエンド4Kテレビと55インチミドルエンド4Kテレビが同じ価格であった場合、多少の画質の差よりの画面の大きさを第一条件にした方が良いです。結果的に、55インチミドルエンド4Kテレビの方が、満足度が大きいようにも考えられるのです。
55インチミドルエンド4Kテレビはセカンドテレビにもなる!
4Kテレビでテレビが大型化しているように、8Kテレビでは、さらに大画面にシフトしていくでしょう。
シャープを買収した鴻海は中国で8K液晶パネルが生産する新工場建設し稼働する頃です。その大きさが70インチや80インチクラスです。中国と言えば、安価な生産を売りにしています。たとえ、日本で60インチクラスの8K液晶パネルを生産できても、その中国製8Kパネルより低価格に出来るかが問題で、8Kテレビの主流が安価な70インチや80インチになるのは、十分考えられるのです。
今後4Kテレビから8Kテレビになっていく場合、55インチ4Kテレビでも70インチや80インチ8Kテレビからすれば、小型に認識されるようになっていく事でしょう。その時は潔く8Kテレビを買うべきです。今の55インチ4Kテレビはセカンドテレビになってその後も十分役目を果たせます。
しかし、8Kテレビが普及していく頃には、43インチのテレビは大きさ的に時代錯誤感があり、例え使えても、古びた感が出てしまうのです。それではセカンドテレビとして使えず、ただ買い替えるだけです。
4Kテレビを買い替えだけを目的にすると、またしても8Kテレビで買い替えなければならないというしがらみから解放されず、セカンドテレビまで手が回らない状況が出来上がってしまいます。4Kテレビを購入する際は、将来的にセカンドテレビになるかも考慮しておきましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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