未来の覇者はARか?VRか?

  現在のIT革新のカテゴリーの一つにARやVRといったヘッドマウントディスプレイを使った技術が話題となっています。現段階では、それはまだまだ初歩的で解像度も立体感にも欠け、PlayStation VRなどの言わばお遊び程度のレベルにし達していないと言えるでしょう。しかし、これからIoTのネットワーク環境が整い、5Gなど大容量通信が可能になってくれば、一つの産業として十分現実味が出てきてもおかしくないでしょう。さらに小型で高解像度のディスプレーも開発できることからも、本格的なバーチャルな世界が実現するかもしれません。その世界はもう一つの社会として成長できるほど可能性を秘めた存在です。我々は3次元の空間でしかものごとを考えていませんが、SFのタイムマシーンの話のような4次元空間の時間軸にも似た、高次元の空間としても考えられるものです。映画のマトリックスのようになるまではいかなくとも技術が確立していければ、リアリティのあるメディア、次世代の通信手段として全く違った世界観を生み出せるかもしれません。


色即是空、空即是色の世界

 昔から死後の世界を考えるように、空想で考えるような世界観にも似てるとも言えるでしょう。仏教のお経には「色即是空、空即是色」という言葉もあるように、現在のAR、VRとするテクノロジーと同じような世界観を大昔に既に見出していたのです。先人が偉大なのか、時代を超えても考えることは結局同じなのかわかりませんが、間違った方向でもないと思えます。

未来は明るくあるべき!

 今まではどことなく、冷ややかな感じでAR、VR技術を見ていました。それはなにかとバーチャルであることを受け入れづらいイメージが付いてしまったからです。テレビやスマホ、カメラが高解像度になっていくことにだけが現実味があることだと勝手に境界線を張っていました。しかし、現実とは何かと考えると必ずしも現実を追及する必要はないのかと考えられるのです。「鳥のように空を飛びたい」とか「宇宙に行って見たい」とか。人間に羽根は無いし、宇宙空間では生きられないのが事実です。つまり、物理的不可能なこと無謀なことを求めるよりは、バーチャル空間で満たした方がはるかに現実味がありますし、リアルを求めるのではなく、リアリティーを求めることは十分可能だからです。たしかに今の技術では解像度も足りなく、現実感を出すのは難しいですが、そこに未来を見出しても良いのかと思うのです。一昔前は月や宇宙探査など沸いていた時代ですが、次第に希望も薄れ、実現性も先延ばしせざる負えない混沌とした時代なったからこそ、違った角度から未来を見る必要もあるのかと思えます。

AR(Augmented Reality)拡張現実

 現実の世界を背景に、その上に情報を表示したりする技術で、現実感が保てることが利点でしょう。立体的なホログラム技術はまだまだですが、それに似た表示が可能となれば、テレビ電話を超えた次世代通信が可能になるのかもしれません。

VR(Virtual Realityバーチャルリアリティー)仮想現実

 コンピュータで作り上げた世界で、CGによってすべてが合成された映像表示技術で、全くの仮想現実世界なので、現実を反映していなく、全く違った世界観でいられることが特徴。観光スポットを表示できれば旅行に行った気分にもなれるし、今まで体験したことないバーチャルで作った空間を楽しめるかもしれません。

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