ブルーレイディスクも4K/8K放送録画対応に
新たにブルーレイディスクの規格に4K/8K放送録画が加わり、ライセンスが来年1月にも始まるようです。これで4K/8K規格にまた一つ前進したことになりました。来年の12月にはBS4K/8K実用放送が始まりますので、ちょうど1年を切ったわけですが、まずこの規格、仕様をはっきりとしたことで、ブルーレイディスクレコーダー、プレーヤーの4K/8K対応や設計もしやすくなることになります。BS4K/8K実用放送自体、前倒しに前倒し、これほどまでに早期実現を果たそうとしているため、その他のものは、放送が始まってから対応していくのだろうと思われましたが、ブルーレイディスクといったメディアまで4K/8K対応し始めてきていることは、うれしい誤算となるのかもしれません。これで4K/8Kの普及が加速していく事になり、その恩恵を思ったより早く受けられることはありがたいものです。何より4K/8K録画対応ブルーレイディスクという現在最新の再生のみの4K/HDR対応の「Ultra HD Blu-ray」とは全く違うことにも注目です。
4K/8K放送は録画非対応ではなかった!
当初、4K/8Kコンテンツは録画非対応になるようなことが囁かれていました。ところが、この発表はそれを覆す結果になったようにも考えられます。そもそも録画非対応は著作権問題や膨大にもなる4K8Kデータを記録しておく方法と技術が厳しくなってきたことでもあります。BDXLの容量128GB超える、300GB~1TBのアーカイバルディスクは業務用として開発が進められていますが、それを顧みずに先行した形で既存のブルーレイディスクで規格を4K/8K対応を推し進めたことは4K/8K放送録画対応を推進する上で大いに評価すべきところだと思います。
BS4K/8Kチューナーにもなるレコーダー開発設計に着手
この仕様が影響を与えるのが、録画を主な役割とするレコーダーになります。当然レコーダーにはアンテナから放送を受信するチューナーが取り付けられます。となれば、一年後に放送を控えたBS4K/8K放送用チューナーも開発しやすく、早期にレコーダーにも組み込まれることが期待できます。これは4Kテレビ発売当初のように4Kチャンネルもチューナーのない状態を続けてきたことから、解消されることにもなり、既に4Kテレビを買ってしまった方や買うのをためらっていた方でも、別途にレコーダーさえ買えば、BS4K/8K放送を視聴できることになります。また、レコーダーであることが意義のあることで、単にBS4K8K放送チューナーではないことです。視聴も出来、録画も出来るなら、レコーダーさえ買ってしまえば、BS4K8Kチューナー付きテレビにこだわる必要はなくなるからです。二重にBS4K8Kチューナー購入しなくても良くなることが最大の利点です。
あとはBS4K8K放送を待つだけに
これほど、早い段階でメディア関連も4K8K対応してくるのは驚きでした。8Kテレビも発売され、着々と4K8K対応に向かっていることは手に取るようにわかります。120フレームレートのフルスペック8Kや伝送に重要なHDMI規格、ケーブルももう一越えしなければならないところはありますが、それももうすぐに実現しそうな勢いです。そうなれば、1年後に迫ったBS4K8K実用放送も満を持して、望めるようになるかもしれません。
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