5Gは10Gbps回線速度ネットワーク構築
現世代の4G回線は定義づけが曖昧で、100Mbpsから1Gbpsの広域であります。
場所によって通信速度が出ていないところもあるのではないでしょうか。
そもそも、ガラケーなどの携帯電話時代の回線は3Gで、その後、スマートフォンが普及するようになって回線速度を上げた3.9GといったLTEが登場しました。
そのLTEでさえ40Mbps程度でした。このあたりが一般的に回線速度の重要性を認識し始めたところです。
スマートフォンでも40Mbpsもの回線速度があれば十分なわけで、その後のLTEを進化させた4G回線に意識して興味を持った方はほとんどいないのではないかと思います。
LTE、4G、5Gになるにつれ、回線速度の向上を謳っていますが、人口カバーというように、基地局に繋がる人数が多ければ多いほど、割り算形式に速度は低下していまうため、実際、文言通りの速度ほどではなく、あくまで規格上の話で、理論値として伏せています。
人口密度の高い都市部ほど、その恩恵を受けにくいわけです。
だからこそ、4Gに移行したように、数値上は3G回線でも速度に問題なくでも、繋がる端末の数によって通信速度が確保されない状況になり得えます。
安定的に速度を出すには、とんでもない回線速度を必要とするのです。
4Gで十分では?
しかし、4Gにもなれば、いくら人口の多い都市部でも回線速度は十分すぎます。
ストレスなくネットに繋がれば、それ以上の事を求める意義もなく、要求もしていません。
ところが、社会は5Gに進もうとしています。
5Gがこれまでの10倍の速度になったところで、ネットに繋がるレスポンスが体感できるほど速くなるとは思えないでしょう。
10分の1秒が100分の1秒に、100分の1秒が1000分の1秒に短縮されるのでは、おなじ10分の1でも違うからです。
4Gでは携帯電話やスマートフォン接続には人口を見積もっても十分な回線速度は達成したと言えます。
5Gは時期尚早
5GはIoT(Internet of Thinks)時代と言われるように、物がインターネットに繋がります。
それは、家電であったり、自動車であったりします。
4Gでは携帯電話やスマートフォンなどで主に人だけが繋がりましたが、5Gでは人だけでなく、物も繋がるため、人口だけでなく物もカバーしなければならなくなるのです。
あらゆるものを繋げるには5Gの10Gbpsが必要となるわけです。
また、人と物が常時インターネット接続しなければならない時、10Gbpsでも分割すれば、スマートフォンの回線速度自体は4Gとそれほど変わる事はないのかと思うのです。
5Gでは映画のダウンロードを数秒できるされていますが、書き込む側のSDカードが対応していなければ速くなりません。
すでに規格上は対応されていますが、そこまで、技術が追いついてくるかも不明です。
それは、BDやレコーダー、HDD、SSDも同じことです。
いくらインターネット回線速度が速くなっても、それに接続される機器類も対応しなければならないと課題は多いわけです。
IoT家電も少なく、自動運転技術も確立されたわけでもないに情報のトラフィック量が拡大するのはまだまだ先です。
にも関わらず5Gを急ごうとする意図が未だ見えません。
お読みいただきありがとうございました。
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