4K8K高解像度化への道は、CPUよりもGPU進化が大きい‼

CPUとGPU

パソコンパーツ

 CPUはパソコンにおける中枢であることは、周知の事実であります。あえて言う必要もないのですが、計算や演算処理を行うためにあるものです。

また、パソコンにはそれぞれ重要なパーツがあるように、メモリーであるDRAMやHDD、データ保存、読み書き込のためのDVD、BDドライブが搭載されています。

これらはパソコンの進化上、技術的にも、動作的にもある程度満たされたものとなったのかと思います。それは、スーパーコンピューターで行うような膨大なデータを処理し、複雑な計算を、個人的に扱うことが日常に必要だとは考えにくいからです。そのため、専門機関でもない限り、今のパソコンスペックで困ることはまずありません。

  しかし、ただ一つだけ足りないのは、現在のHDからフルHD、4K、8Kとテレビや動画などの映像分野において、どんどん高解像度化を求める流れにあります。処理能力が追い付けないくらいに高解像度化への勢いはとどまるところがありません。それに伴い、3Dグラフィックを駆使したCG映像やゲームなどはそれ以上のスペックを要されることになります。
そのために必要不可欠となるのがGPU(グラフィック プロセッシング ユニット)と言われるグラフィック専用のプロセッサーの進化です。元はCPUと同じものでもあり、CPU内蔵してあるものでもあるのですが、この高解像度化によって、単体で高性能化したパーツとして、分離されたものにもなりました。グラフィックボードといった基盤にGPUというグラフィックチップが搭載されたものが販売されてあります。

GPUさえスペックアップすれば、事足りる!

 この高解像度化に必要な事は、たった一つGPUのスペックアップに過ぎないのかもしれません。GPUだけを4K、8Kと言った負荷のかかる画像データを高出力のグラフィックチップにすれば、この時代の変化に対応していけることになります。

たったこれだけの事で4K、8K対応していけると考えてしまえば、そんなに難しく考える必要もなければ、スムーズに移行していけるのではないかと思います。
8Kにもなると、それ以上は求める意義は、それほどありません。そうなれば、いよいよパソコン(コンシューマ向け)も最上位の飽和域まで達したものとなるでしょう。停滞や低迷ではなく、パソコンは他の家電と同じように、買い替えるだけの代物に近い存在になるかもしれません。

GPUスペックアップは、CPUほど難しくない‼

GPU.jpg

 CPUスペックアップの場合、プロセスルール移行や低電力化など、様々な課題があります。それは同じような製造、構成でもあるGPUにも言える事なのでしょうが、GPUの場合、CPUのコアと呼ばれるものを小規模に大量にある構成です。

そのため、簡単な計算を、並行に大量に行えることが特徴です。そのコア数を増やせば、スペックアップとなるわけです。CPUの多種多様な計算を同時に行い、大きな負荷がかかり、スペックアップが難しいのとは違い、まして4K、8Kなど、処理するデータの幅が単純に増えただけであれば、そのコア数を増やせば対応していけることになります。
つまり、CPUが質を求めるのであれば、GPUは量を求めると言ったところであるように、GPUのスペックアップはさほど難しくないのです。
であれば、半導体の性能が倍々計算のように向上するというムーアの法則が限界に来ていると危惧される中、私たちが4K、8Kと高画質化に対する憂いは心配するほどでもなく、意外とあっさりと解決、移行していけるのかもしれません。
  ただ、グラフィックボードにはファンが取り付けてあるように、量をこなすほど大型化しなければならないGPUだけに、排熱対策だけは大きくなるほど課題になっていくでしょう。
また、そうした時スマートフォンのような小型端末で4K、8Kの画像処理、ゲームなどは難しくなっていくのは明らかです。そこばかりは、GPU内蔵のCPUの進化に期待したいものです。
お読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました