本当に欲しいテレビの選び方!ハイエンドモデルがすべてではない?見方を変えてみる。

一般的なテレビ購入基準

テレビ購入の際、まず始めに考慮するところと言えば、

  • インチ数
  • フルHDか4Kといった解像度
  • 視聴しての印象
  • デザイン性
  • 機能性
であって、それが一般的でもあります。いくら詳しい方やこだわりのある方でも、

  • チューナーはいくつ付いているか
  • BS4Kチュナーは内蔵されているか
  • インターネット接続サービスのVOD(YouTube、Netflix、dTVなど)は対応しているか
  • 画質は、HDRや倍速か
  • 音質は、ARC対応しているか

といったような事までがテレビを選びの項目になるのかと思います。

しかし、それはあくまで、メーカー側が売りにしたいところでもあり、販売戦略でもあります。究極を求めるのであれば、行きつくところはハイエンドモデルであり、レコーダーなどの録画機器や映画視聴ためのホームシアターシステムの構築となります。

それこそがメーカーの意図であり、シナリオ通りに購入してくれた良いお客さんとなってしまう罠があるです。

最上位クラスになると、ややマニアックな感じさえしてしまいますが、それが誰もが本当に欲しいテレビとは言えるのでしょうか。常識化している一方的な視点に気づき、本当に自分にあったテレビを選び、購入したくはないでしょうか。

工学的な視点から見ると、また、違った見解があり、テレビを選ぶ基準も変わるはずです。

より専門的な見方!

メーカーの違い

 メーカー毎にこれまで培ってきた技術があり、画像処理エンジンの違いやバックライトの違いがあります。同じ色でも、表現に差が出たり、濃さや明るさも違い、全体的に全く違った描写になります。これは人それぞれ好みがあるように、どのメーカーが一番良いかではなく、個性が出るところではあります。

パネルの違い

 今ではメーカーが液晶、有機ELパネルを自社生産するところが少なくなり、パネルだけ外部から取り寄せることが多くなりました。よって、テレビのメーカーが違っても、パネルが同じということもあり得るでしょうん。

パネルによって、主に違いが見えるのはテレビのインチ数によるかと思います。同じメーカーでもインチ数によってパネル生産工程が違ったり、外部のパネル製造メーカーも違う可能性もあるので、すべてのサイズで品質が同じとは言えないわけです。

大きさの違い

 50インチのテレビと55インチのテレビは大きさがほぼ同じですが、見え方がまるで違う場合があります。それはバックライトの関係もあり、均一さも違ってくれば、ドットの幅も違ってくるため、見え方に違いが出てきます。単純にインチ数毎に等倍するように同じに見えるのではなく、色合いも明るさも変わってくるわけです。

液晶と有機ELの違い

 液晶は電流により変形する性質をシャッターとして利用し、投光する光量を調節する事で、色を表現しますが、有機ELは自らが発光するため、極限まで薄くすることが可能です。

有機ELの方が発色は良いのですが、発光効率が使用頻度によって低下するので、長期的な使用には向いていません。スマートフォンには適していますが、テレビには実は向いていないのではないかと思うのです。量産化も難しいため、高価になりますし、高級品としての位置づけになるのは理にかなっているのはいます。

主観が大事

 結局、自分の目で確かめ、一番良いと思うものを買うしかないです。ハイエンドモデルは確かに良いのですが、ハイスペックなだけに妙に色が濃かったり、明るすぎたりして、誇張した表現に映るように思えます。

むしろ、ミドルエンドモデルの方が、色合いが薄めで控えてあるため、現実の色彩に近い感じがしたりします。エンターテイメント性を盛り込めば、当然、リアリティーよりもクリエイティブに表現する必要がありますし、それを兼ねて、ハイエンドモデルがあるとすると、必ずしも最上位機種を求めなければいけないわけでもないのです。

レビューや常識に惑わされず、最善のテレビ選びができることを大事なのかと。

お読みいただきありがとうございました。

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