タブレットをおすすめは、やはりiPad?

タブレットブームは去った!

 爆発的人気となったiPadが登場し、ブームの火付け役となったおかげで、タブレットはパソコン、スマートフォンとは違った路線で新たな市場を切り開きました。

その後も、モデルチェンジを繰り返し、形も固まってきています。生活にも、定着しつつあるような感じさえ受けます。

 発展途上なタブレットだけに、アップデートも頻繁に行われ、対応できなくなる事もありますが、幸い、スペックは以前と変わらないだけに、ほとんどの事が出来てしまいます。

OSのバージョンでアプリケーションこそ使えなくなりますが、本当にそれくらいで、タブレットを買い替える必要性はほとんどないため、今でも初期型タブレットを使えるくらいです。

 タブレットをよく使っていたのは、ブームが起こった5年くらい前で、その時は物珍しさと、興味本位で購入する方も多かったのではないかと思います。

使っているうちに、「スマートフォンとほとんど変わらない」とか「パソコンの方が使いやすい」という考えに陥り、次第に使わなくなってしまってはいないでしょうか。

私はその一人ですが、何故か必要性に欠けるため、使わなくなるのです。

 よく考えてみればわかるのですが、タブレットのCMなどで、テレビを視聴しながら、タブレット操作したり、料理をしながら、テレビや動画を視聴したりしてますが、現実的に無理があります。

テレビやタブレット使いこなせる機器に詳しい人や余程料理の手際の良い人でないと手間取り返って使い勝手の悪いものになりかねないからです。

と言った意味では宣伝や販売戦略にうまく乗せられただけなのかもしれません。

かのエジソンも自ら発明したトースターを売るために、朝食を取り入れ、一日三食にしたと言われています。

営業努力と言えばそうかもしれませんが、タブレットも同じ方法で販売されたのかもしれません。

タブレットの使い道は?

 パソコンとスマートフォンの板挟みになっていると言っても良いタブレットですが、その使い道は残されているのでしょうか。タイプしやすいパソコンは作業やブログを書くに適しています。電話もメールも出来き、インターネット検索もスマートフォンが上手です。残されたところは、動画視聴か電子書籍かゲームとなります。まだ伸びしろがあると言えば良いのか分かりませんが、それにはスペックが重要になってくるはずです。

 まず、10インチほどのタブレットですが、気軽に動画視聴するにはちょうど良いサイズです。楽な姿勢で視聴できるからです。最大の難関はテレビです。テレビでもインターネットサービスが充実してきています。高性能画像処理エンジン搭載した4Kテレビの高画質化、鮮明な映像に今のタブレットでは太刀打ちできるものではありません。

 唯一、電子書籍がタブレットが対抗できると考えられるのが、主にテキストデータで情報量が少ないため、性能が低くても十分で、持ち運べ、通信でやりとりできるからです。ただ、よくある10インチのタブレットではフルHD(1980×1080)あたりのディスプレーが主流ですが、それでは印刷物の解像度には満たないため、本より画質が粗く見えてしまいます。10インチ4Kディスプレーにもなれば、印刷物と変わらないため、タブレットの方が快適になるかもしれません。

 また、ゲームの場合は高性能なCPUやメモリを内蔵しなければならないため、タブレット自体が分厚くなってしまうため、高度なゲームは期待できないところです。

未来あるタブレット

 発売当初、タブレットには夢がありました。スティーブジョブズがプレゼンしたように、将来の暮らしを提案するものでした。

それが今になっても未来のままなのは、タブレットが十分なスペックアップをしていない現状にあるのかと思うのです。

技術的に無理があるというより、折り合いをつけると、今のスペックで停滞してしまうのでしょう。

 4Kにすれば消費電力は上がり、バッテリーが大きすぎてしまいますし、高性能CPUやメモリーは排熱処理が必要となります。

既存タブレットの形を維持した上でスペックアップが難しいとなると、タブレットは既に完成していたのかもしれません。

それを最初から実現していたiPadはやはり偉業の産物だったのでしょう。

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

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