ドコモ、ソフトバンク、auの独壇場
大手携帯キャリア3社、ドコモ、ソフトバンク、auの料金プランは以前から高いと感じます。
「格安SIM」「格安スマホ」の仮想移動体通信事業者(MVNO)はありますが、乗り換えるのも面倒なものがあります。
基本的にキャリアを変更したくない方にしてみれば、契約時の料金形態が続くので、新料金プランだけが頼みとなります。
発表される度に安くなるのか期待したくなります。
今では携帯電話、スマートフォンを持っていることが当たり前になり、持っていない事が逆に不便な社会となってしまいました。
そういった意味では、独壇的な市場になってきているようにも思えます。
通信にこれほど出費しなければならなくなったとは、昔からすれば、考えづらいものがあります。
電気通信会社のNTT、SOFTBANK、KDDIに根本的な主導権があり、そこから借り受けるMVNOには料金を下げられる限界があります。
大手、ドコモ、ソフトバンク、auが絶対的な料金を下げようとしない限り、通信費用が安くなる事はないわけです。
独占禁止法に引っかかるわけでもなく、談合しているようにも見えないため、この3社の絶妙なコントロールで支配されているように思えてならないものです。
国も料金改正を求められる始末
生活費の食費、水道代、電気代、ガス代、どれをとっても通信費が相対的に高いです。
生活の一部となり、ライフラインでもある通信機器にそれだけ出費しないといけなくなるのは非常(非情)事態です。
家族数人で契約すれば、いくら割引があっても、結構な額になってしまいます。
ガラケー時代もそれなりに高かったのですが、許容範囲であったとは思います。
スマートフォンになり始めてからも、初期は安く、データも使い放題プランもありました。
あの時はスマートフォンに乗り換えるための誘い文句のようなもので、言わば「釣り」だったのかと思えるほどです。
その後、基本料金も高くもデータ使用制限されるようになり、スマートフォンの敷居が高くなったように思えます。
国からも料金見直しを求められるようになり、新プランが発表されるも、それでも高い、けど使わざる負えないような事態が数年続いてきました。
客観的に見ても、感覚的にも高いのに、国から指摘を受けるのは当然です。
それでも小手先に料金改正で、終いには、スマートフォン本体代金に上乗せや、やり過ごそうとする姿勢はいかがなものかと思うのです。
明らかに不自然な料金設定はいつになったら是正できるのでしょうか。
5Gに夢を与えて
携帯大手3社はユーザーからこれほどのお金を吸収して、5Gへの設備投資にでも充てるのでしょうか。
それであれば、間接的に受動的にユーザーは5Gに夢を抱かせられ、出資している事になります。
実際、5Gという未来に夢を見ている人はどれだけいるかわかりませんが、データを制限され、速度規制される現状では、5Gになったところで意味がありません。
また、5Gでデータ使用容量が増えたところで、その分、料金が高く設定されれば5Gに期待したくもなくなります。
5Gという革命を成功させるためにも、今、安定して提供する事ができているのか問いたいです。
お読みいただきありがとうございました。
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