本当に必要?スマホケース、カバー
私の場合、携帯電話からスマートフォンに切り替えて、早くも6、7年が過ぎようとしています。
携帯電話時代のストラップの代わりにガラケーにはなかったアクセサリーと言えば、落下や衝撃から機器を守るスマホケースやスマホカバー、液晶タッチパネルディスプレイに貼り、傷や汚れを付きにくくするためのフィルムなどの保護装飾品ですが、それを装備することが常識のようになっています。それらは機種ごとにそれぞれ違うため、販売店に行くと探し当てるのが大変なくらいで、種類の多さにあきれるほどです。
さて、私もスマホ購入時、お馴染みのようにといいますか、例によってスマホケース、カバーも購入しているのですが、その値段の高さには驚かされます。
「なぜ、こんなプラスチック製品がこんなに高い⁉」
と言いたいくらいで、相場は2000円~4000円ですが、明らかに高い代物であります。
きっと機種ごとに形も違うため、ユーザーも千差万別、大量生産して採算が合うものではないのかもしれません。すべての機種の形が統一されるか、ケース、カバーが汎用性のあるものになれば、解決できそうですが、デザイン性が失われたスマートフォンなんて買いたくありません。
そんな訳で、このような現状を受け入れるしかないのですが、
ある時、転機が訪れました。
それは、スマホを落として、スマホケースを割ってしまいました。幸いにもと言うか、スマホ自体は無事で、ケース使用目的の意義を果たしたわけですが、
実はただ単に、スマホ落下時の衝撃、当たり所が良かっただけではないかと。
いくらケースをしていたとしても、液晶画面から落としたら、液晶は割れてしまうだろうし...運でもなんでもないのかと。
考えてみれば、液晶画面を下にして使う事もなければ、縦のまま落下し、スマホ側面が地面にあたることはあっても、液晶画面が直に衝撃を受けることは確率的に少ないかと思えます。仮にズボンのポケットから取り出した時に落としたとしても、地面から高さがそれほどないため、思ったほど衝撃がないのではないかと想像できるわけです。
そこで、正直、スマートフォンを買い替えてから、十分月日が経ちましたし、そろそろ新しいものに機種変更しようかと考えていたくらいで、再度スマホケースを買い、装着することもなく、そのままノーマルな状態でスマホを使い続ける事にしました。
そして、そこで、ようやく気付けました。
「なるほど、これがスマートフォンなんだな」
と、動画を見るだけが、スマートフォンの使い方ではないのです。ケースやカバーをしていると、スマートフォン使用目的が動画視聴に限られてくるように感じます。
大半の方は、スマホ購入時、即スマホケース、カバーを装着してしまうので、スマートフォン本来の状態で使ってはいません。
では、ケース無しでどんなメリットがあったかを話します。
スリム、軽い、かっこいい!
せっかくスマートフォンを使うのなら、カッコよく、スマートに使いたいものです。しかし、プラスチックケースは引っ掛かりがあったり、シリコンカバーは滑りづらく、取り出すのに、手間が掛かってしまう事があります。それでは、スマートとは言えません。また、ケース、カバーの厚みで、スマートフォン自体ひとまわり大きくなってしまい、物々しい感じが出てしまうと、傍から見てもカッコよくありません。
確かにスマートフォン本体代金は高くなって、買い替えも頻繁に出来ませんが、たかがスマートフォンに重装備させていたのでは、使い勝手の悪さから、持つ意義が失われたいくようなものです。結果、動画視聴という一番操作性の低い使い方しかできなくなるのがおちです。
その最大の原因は、片手で使えるかどうかです。ケースやカバーをしているとわずかながらに掴みづらくなり、片手で持って、その指で操作するような事が難しくなります。片手で持って、もう片方の手で操作するのも一般的ですが、歩きスマホになったり、下を向きがちになるので危険です。片手の場合だと、ちょうどカメラを操作するように、前に向けて操作できるため視野を広く取れ、願ったり叶ったりです。
これは意識して思える事ではなく、体感しないと分からないのかもしれません。
充電スタンドがそのまま使える!
これが意外とありがたい。
何かとバッテリーが持たないスマートフォンだけに、毎日フル充電していないと落ち着かないもので、スマホケース、カバーを取り付けてある時は、いちいちケースを外して、スタンドで充電していました。
あるいは、USB端子からケーブルを繋いで、充電していたわけですが、Cタイプ以外、USB端子は向きがあるため、差しづらいし、タブレット充電で失敗したのが、USB端子ケーブル接続時、テーブルや床に置いくと、UBB端子部分が当たると簡単に破損してしまうため、USB端子接続での充電は好ましくありません。まして、防水仕様であれば、USB端子カバーをも外して充電しなければなりません。
という事で、スマートフォン充電にはスタンドが思いの外、便利なのです。
スタンドでの充電ではケース、カバーを外すこともなく、そのままスタンドに立てて充電できるため、即充電でき、面倒さがなくなります。
携帯しやすく、持ちやすい
スマートフォンも使ってなんぼのものですから、故障や破損を恐れていては、使い物になりません。標準仕様で十分に使いやすいようになっているのですから、それ以上の事は必要ないのです。かえって、ケース、カバーをなくした方が携帯もしやすく、持ちやすいため、落下させたり、取りこぼしたりするリスクも減るようにも思います。
だいたい電子機器製品はいくらケースやカバーをしようが、衝撃を与えれば、アウトです。その時は何ともなくても、いずれ不具合の原因になります。結局、ケースやカバーをしようが一緒なのです。それ以上に、スマートフォンに使われるリチウムイオン電池は発火しやすく、少しの衝撃でも与えると危険です。一度、落としてしまったスマートフォンはイエローカードの警告が出ているようなもので、その後の使用にも注意が必要になります。
したがって、スマートフォンはケース、カバー有無にかかわらず、衝撃には再三の警戒が必要という事です。所詮はアクセサリーにすぎないと思えば、スマホケース、カバーを取り付けるどころか、外しても良いくらいではないでしょうか。
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