USB部が最初に壊れる!
タブレットやスマートフォンはUSBが必須のインターフェースです。USBで統一していることで、充電もデータ通信もUSB一つで行えるのはありがたいことではあります。しかし、USB端子にケーブルなど、何かと接続する機会が多いです。特に、充電は毎日抜き差ししなければならないところでもあります。
次第にUSB端子部が劣化し、日に日に接続が困難になってきます。USB端子が緩くなり、接触不良となるのです。長年使っていれば、そのような事になっても当然ですが、それが突然起こる事もあります。
スマートフォンやタブレットの場合、USBケーブルを接続すると端子部が、手からやたらとはみ出してしまいます。特に大型のタブレットは、ディスプレイサイズ以上に大きく幅を取ってしまうものです。そのため、USBケーブルを接続し充電しようと、不用意にテーブルに置いただけでも、引っ掛かりやすく、少し当たっただけでも、端子部が変形してしまう事が良くあるのです。
一度、変形してしまうと、元には戻せないもので、USB端子内部は繊細な作りとなっています。こればかりは、後悔あとに立たたずと思うほど、その後の使用にも大きく関わってくることです。
充電が命!
まず、USB端子が変形すると、充電がままならなくなり、確実に充電できるものではなくなります。使いたい時に充電なっていないとイライラするものです。また、緩く固定されないため、充電しながら使う事もできなくなり、度々バッテリー切れで、使い方が制限されてしまいます。
充電しながら端末を使う事自体、USB端子を故障させるリスクはありますが、充電しながらでも使わない限り、長時間の動画視聴やゲームは不可能なわけで、充電しながら使えることが、いかに重要かわかるのです。それが出来なくなるだけでも使い勝手は半減してしまうのです。
毎回、満充電して使わなければならくなくなるのは面倒です。さらに、デバイスのOSも新しく、スペック的にも問題なく使えていたのに、充電できなくなるだけで、使い物にならなくなる恐れがあります。バッテリーがなくなれば起動もしなくなり、CPUもメモリーもディスプレイも問題ないのに、たったUSB端子一つの故障で、何一つ使いないものになります。
バックアップデータすら取り出せない!
バッテリー自体が古くなり使えないないのならバッテリーを交換すれば済む話ですが、USB端子が壊れて充電できないこととは、まるで違うことです。
もし、重要なデータがタブレットやスマートフォン内部メモリーに残っていた場合、それをバックアップする猶予もなく、唐突に起こってしまったら一大事なことです。
起動しなければ、端末内に残した写真や記録を取り出せなくなるのです。SDカード内にすべてのデータを保存してれば問題はありませんが、毎回使うたびにバックアップを行うわけにもいきません。修理に出すにもお金がかかり、パソコンのように簡単に内部を分解できるようなものでもないため、難易度も高いです。
USBだけは扱いに細心の注意を!
タブレットやスマートフォンの扱い方には注意が必要なのです。タブレットやスマートフォンの場合、物理的に外部接続するインターフェースがほぼUSBだけなので、それさえ壊さなければ、長く使えるものではあります。ただ、その一つを壊してしまうだけで、大惨事となってしまうのです。
せめて、パソコンのように、電源とデータ通信インターフェースを分けてあった方が、壊れた時のデータ移行や修理に対処しやすいのですが、デバイスのスマートさにこだわった結果が、皮肉にもリスクを抱える事にもなったのです。
USB端子が一つしかないのも問題で、カメラを2、3個付けるくらいなら、USB端子もパソコンのように2、3個あっても良さそうなものです。
タブレットやスマートフォンは買うまではいろいろ悩んで購入しますが、買ってからは使い方がおろそかになりがちです。せっかく購入したデバイスを長く、大事に使うためにも、扱い方に細心の注意をしましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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