nasneが出荷終了‼テレビチュナー、レコーダー&NASとしてまだまだ使える!

一時代を築いたナスネ

 nasne(ナスネ)はソニーが販売してきたネットワークレコーダー&メディアストレージですが、出荷終了になる事が分かっています。nasne(ナスネ)は、2012年8月30日に500GBモデルが、翌年2013年10月10日に1TBモデルが発売されました。あれから7年も経ちますが、今でも現役で使えます。
 少し陰りが見え始めただけで出荷終了してしまうのは、実にもったいないものですが、ナスネのように時代を先駆ける製品を世に送り出してきたソニーだけに、将来を見据えて、次なる製品に取り掛かる切り替えの早さは、先見の明があるからなのでしょう。
 テレビ放送が地上デジタル放送に完全移行した2011年(一部地域を除く)、アナログテレビに外付け地上デジタルチュナー対応していたテレビも多かったかとは思います。当時はテレビもまだまだ高額ではありました。そのため、2台、3台とテレビを買い揃えるわけにもいかず、テレビを視聴する事が困難な状況でした。
 そんな中、発売されたnasneは画期的な商品でした。PS3をPCディスプレイモニターなどに接続すれば、アプリケーションのtorne(トルネ)を介して、テレビを視聴できるようになったのです。新しく薄型ハイビジョンテレビを買う必要もありません。
その後、発売されたPS4にも対応し、2014年7月10日には、PC用アプリPC TV with nasne(現PC TV Plus)提供開始しされ、2015年3月18日にはスマートフォン、タブレット用アプリ、torne(トルネ)mobile配信開始されました。

 おかげで、幅広いデバイスからテレビ視聴が可能になったのです。同時視聴こそ、かないませんが、ネットワークを使えばnasne一つでテレビ数台分の働きをしてくれます。こういった使い方は今後の5G時代を先行したものになったかと思います。

nasneの陰りとは?


 今ではテレビに外付けハードディスクを接続し、録画できる機能が当たり前になりました。ハードディスクも安価になってきたため、nasneの記録容量に対しての価格が見合わなくなってきているようにも感じます。

また、テレビから直接録画した方が手っ取り早い事もあり、後で直ぐ視聴するような番組録画にはnasneでは腰が重くなってきたのです。nasneはアーカイブとしての録画するには良いのですが、記憶容量の制限で、あまりに少ないのです。

 テレビが4Kテレビになっているように、チュナーも外付けハードディスク録画も4K対応し始めてきている時、4K非対応のnasneでは対処しきれなくなってきている事も考えられるのです。

外付けハードディスクが最大2TBがなければ

 nasneは内蔵ハードディスクの他に2TBまでの外付けハードディスクを増設できます。最大500GB~1TB+2TBまで容量を増やせます。これだけの容量があっても、やがては足りなくなってくるように、この制限がなければ、あと5年は使えそうなものです。
書き出しやダビングもできるのですが、レコーダーの方が便利です。また、容量がいっぱいになれば、NASとして、いつでも視聴できることにはならなくなります。
 アップデート対応で上限がなくなれば、一番ありがたいのですが、例えそうしたところで、4K8K化、大容量化には無理があります。大容量高速通信となる5Gテクノロジーからすれば、nasneもやがては、おもちゃのような存在になってくるでしょう。
現時点ではなんの不具合もなく、むしろ、これからでもあっただけに、もう少し気長の対応を期待しているところです。
お読みいただきありがとうございました。

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