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地上波の4K8K放送はいつになる?インターネット回線利用が有力か

地上波4K8K放送の計画はまだない!が

 BS4K8K放送が始まったばかりで、地上波4K8K放送を求めるのもなんなんですが、せっかくBS4K8K放送でテレビが4K8Kテレビになるなら、いっその事、地上デジタル放送も4K8K放送にしてしまえば良いではないかと思うのが自然です。
アップコンバート機能で地上デジタル放送が4K8K画質になろうが、ネイティブ4K8K画質の比ではないくらいBS4K8K放送映像は素晴らしいものがことが分かっただけ、なおさら地上波の4K8K化を求めたくなります。
しかし、残念ながら、現在その計画はありません。計画すらないので、実現化するまで、5年あるいは10年かかってしまう可能性もあります。
ただ、それはあくまで、地上波として、電波放送として放映する上での話です。実際は、インターネット回線を補足、利用して地上波を4K8K放送にしようとする案があり、その技術募集を行っていました。

地上波ではデータ量が多すぎる4K8K放送

 BS4K8K放送が実現したのは、人工衛星を介したBSだからであります。それはBSにはマイクロ波のSHFが使われていますが、高周波のため、直進性があり、雨などにより減衰しやすいものの、山や建物の障害を受けにくいBSパラボラアンテナによる受信環境に限るものではありますが、伝送情報量は大きいため、高画質の映像を送信できます。
 一方、地上波の場合、障害物の後ろに回り込みやすい性質を持つ、BSより低周波の極超短波のUHFが使われ、山間部やビルの間でも受信可能であることが利点ではあるものの、低周波のため、伝送情報量が少ない事が不利となります。
大容量のデータ通信を必要とする4K8K放送では地上波では難しい事になります。最新圧縮符号化方式H.265/HEVCエンコードを使っても、厳しいところなのです。
BS4K8K放送も衛星放送だからこそ、可能なわけです。

ネットを通じたハイブリットキャスト方式が現実的かも

 実は地上波を使っての4K8K伝送試験は行われており、成功はしているものの、限られた条件、範囲での視聴になるのかと思います。まだ、山間部やビル群での視聴は困難な技術なのかと思われます。
 そこで、一番現実的なのが今では当たり前になったインターネット4K配信のVODやハイブリットキャスト方式による4K8K放送対応になるのかと思います。最新圧縮符号化方式H.265/HEVCエンコード使って4K8Kは100Mbpsまで圧縮可能ですが、地上波伝送ではその100Mbps送受信が難しいものの、少し前までなら、インターネット最高速度であったとは言え、10Gbps通信速度が可能となった光ファイバー通信の今なら余裕です。
  光ファイバーでは電気信号通信と違い、それぞれの周波数の信号に干渉することなく、多重通信が可能なため、その他のネット回線に支障をきたす事もありません。光ファイバー自体のコストも安く、衛星を打ち上げるよりも、電波を飛ばすよりも、コストは掛かりませんし、マルチモード光ファイバーともなれば、放送用に常時多チャンネル配信することも可能なはずです。
  現に平昌オリンピックでハイブリットキャストで4K放送を実験的に行ったように、地上波4K8K放送は今の技術でも可能な光ファイバーによる通信が優勢でもあり、短期間で実現できるものであると思います。
 

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