今こそ4Kテレビを買う理由
2011年12月10日、世界初の4Kテレビ「レグザ 55X3」が発売され、もうすぐ8年が経とうとしています。当時は現在の8Kテレビほどの価格の90万円ほどで販売されましたが、今では、その10分の1の価格まで値下がりしたモデルすらあるほど、4Kテレビは本当に安くなり、求めやすく、購入者からすればありがたいものとなりました。
また、4Kテレビ以下のフルHD、HDテレビの方を探さなければならないほど、今後、テレビを購入する際は4Kテレビが必然となり、4Kテレビは普及していくのは確実だろうと思います。
それにしてもこれまで、4Kテレビを購入するにあたり、タイミングやどんなスペックが最適か検討し、これまで様子見をしてきた方も多いでしょう。
ここ数年で劇的に変化、進化を遂げた4Kテレビですから当然な事です。メーカーですら手探り状態で4K市場を開拓してきているように思えるのは、やはり4K放送、BDなどのコンテンツが圧倒的に少なく、準備も計画性もほとんどなかったように見える背景があるからです。
チュナーも搭載しない4Kテレビから始まり、格安4Kテレビ、オリジナルブランドの兼価4Kテレビ、今では無名ブランドで破格4Kテレビすらあるくらいですから、4Kテレビが当たり前になりつつある時代となったなのです。
これほど豊富や4Kテレビですから、そのスペックはピンキリなわけですし、安かろう悪かろうではありませんが、これまでの4Kテレビの進化と裏腹に削るとことは削った必要最低限の4Kテレビも多いため、どこを重視して購入するか、各個人が見極めなければならない時でもあるでしょう。
そうした時、どこを重視すべきか考慮したいと思います。
BS4K放送チューナーの有無
昨年12月、BS4K8K放送が開始され、ようやく4Kテレビがその意義を持ちました。それ以前に発売された4Kテレビは主にインターネットによる動画やBDによって4K映像を視聴するしかない限られた狭い範囲での視聴体験ほどでしたので、BS4K放送は視聴環境を変える大きな出来事でした。
まず、このBS4K放送チューナー内蔵の4Kテレビであることが第一のおすすめです。
今後発売される4Kテレビのほとんどが、このBS4K放送チュナー内蔵型となり、対応されていく事になるでしょうから、そこのところは心配するほどのことではありませんが、BS4K放送開始以前のモデルだと、BS4K放送チュナーが内蔵されていないものがほとんどなので、型落ちの4Kテレビを購入する場合は注意が必要です。
VODやインターネット環境は整っているか
先ほど述べたように、BS4K放送が開始される前、4KテレビはインターネットのVOD(ビデオオンデマンド)によってけん引されてきた背景もあり、VODサービスが充実しています。しかし、そのサービス自体、多岐にわたるもので、すべてが対応しているとは限らないため、その確認も必須項目です。4Kテレビを堪能するなら、これまで培っってきたこの機能を使わなくてはもったいなさすぎます。
HDMI端子が4K60p対応か
4Kテレビである以上、HDMIの4K60pは対応されているはずですが、実は、HDMIは最新規格に置き換えられつつあります。それがHDMI2.1であり、なんと8Kをも見据えた4K120p/8K60pと、よりコマ数が多い伝送が可能になり、より滑らかな映像が表現できるようになります。これはテレビ側が倍速機能などあれば、対応できるかもしれませんが、ソフトのアップデートでは無理っぽいので、今後の機種に期待したいところです。外付けBS4KチュナーやBDレコーダーを接続時において、注意が必要になるところです。
と、そんなところなのですが、8Kテレビが東京オリンピックまでに普及帯までいくとは思えないですし、HDMI2.1に対応して、4K120p描写が可能になるまでにももう少しかかりそうなので、BS4Kチュナー内蔵4Kテレビが出始めた今が4Kテレビを購入する良い頃合いであるかと思うのです。
コメント