4K液晶テレビは、コストパフォーマンス高い!
4Kテレビが発売され、テレビはさらに一回り大きいサイズに移行する傾向にあります。4K映像にもなると、解像度が高く、フルHD映像と識別するには、小型サイズでは難しく、大型サイズで初めてその恩恵を受けるとされています。
テレビ購入の際、同じように綺麗に見える場合、安い32インチフルHDテレビと、割高な40インチ4Kテレビがある場合、地デジ放送やBS放送を視聴できるもので十分と、フルHDテレビの方を選ぶ方が自然でもあります。
メーカーとしては、少しでも高い4Kテレビの方が利益も出しやすいため、差別化を図る上でも、大型テレビとして4Kテレビを売ろうとする販売戦略はあるのかもしれません。
どちらにせよ、売れ行きが悪いテレビに、付加価値をつけていかなければなりませんし、今後も何かしら出してくると思います。
そこで、今話題になっているのは有機ELテレビです。有機ELテレビは素子が自発光なため、発色が良く、液晶テレビとまた違った色合いが出せます。液晶テレビでは、バックライトの光が漏れるため、完全な黒の表現は難しいのですが、有機ELテレビでは発光しなければ、黒の表現が完全となり、より深みのある映像が出せるのです。
ただ、有機ELは生産する上で量産化が難しく、コストが高くついてしまうため、液晶テレビより割高になってしまいます。
有機ELテレビのデメリット
有機ELテレビの将来性はある!
4K有機ELテレビは、発売こそされましたが、今後、有機ELが量産化可能になり、さらにコスト削減できれば、テレビ買い替えに臆する必要もない日も近いうちに来るかもしれません。
しかし、現時点で、それは技術的にでは確立していません。そんな中、4K有機ELテレビが商機に勝てる見込みはないのです。
そこで、次なる手は、またしても大型化です。有機ELテレビの場合、液晶テレビよりさらに薄型化が可能なため、実際、家庭に置くことが無理ではなくなります。たとえ薄型と言っても液晶テレビの場合、60インチ当たりが限界でしたが、さらに数ミリ程度の紙のようにできる有機ELテレビでは、70インチも80インチでも家庭に置くことが苦にはならないはずです。
しかも、タイムリーな事に8K化にあります。フルHDから4Kテレビになったように、8Kの解像度の恩恵を受けるのは、80インチ以上とも言われていますので、8Kテレビの更なる大型化で4Kテレビと差別化を図り商機を見出すしかないでしょう。
そんなことで、8K有機ELテレビがまもなく発売されようとしています。
夢のような8Kテレビですが、実際にはそのためのまだまだ技術が追い付いていないのが実情です。
4K有機ELテレビであれだけ高額であれば、8K有機ELテレビではとても現実的な価格設定にはならないのです。
今後は、液晶テレビがさらに薄型化できるか、有機ELが量産化できるかで、勝敗は分かれるのでしょう。これまでの有機EL開発で挫折を繰り返してきただけに、努力で解決できることなのか、こればかりはわからないところです。
お読みいただきありがとうございました。
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