ハイセンスのテレビが売れている!安いだけでは4Kテレビは売れない⁉

大型4Kテレビと小型ハイビジョンテレビ

ある調査によりますと、国内の液晶テレビの販売において売れているメーカーが変わってきているらしく、ハイセンスのテレビが好調のようです。

液晶テレビ全体の調査において、シャープが断トツ首位で、2位に東芝、パナソニック、ソニーがほぼ同じだったのが、その後、パナソニックとソニーが下がった反面、ハイセンスが3位に浮上してきた模様です。

ここから読み取れる事は、シャープという安定した低価格帯液晶テレビが売れ、比較的安い東芝も売り上げをキープしている事とが伺えます。ハイセンスのテレビは確かに安いのですが、消費税増税の前後を境にパナソニックやソニーと入れ替わるように、テレビの売り上げシェアが逆転した事は異様です。

消費税増税が同じ2%、たかが2%と言えども、比較的高いパナソニックやソニーのテレビにはかかる消費税は大きいものなのかもしれません。駆け込み需要で、安いテレビに人気があった事も考えられます。

しかし、4Kテレビの場合は違い、大型液晶テレビでは、シャープ、パナソニック、ソニーが同じく一位だったのが、パナソニックが下降し、ソニーや東芝がシェアを伸ばしてきています。

ハイセンスの4Kテレビの横ばいで、この5社の内では最下位です。

4Kテレビは、安いから売れるというわけではないようです。

4Kテレビは高画質、高性能を求める

「液晶のシャープ」と言われるだけ、4Kテレビであってもシャープの人気は高いようです。しかし、ソニーが首位になった背景には、前々から4Kテレビにこだわってきただけあり、技術的にも信頼されているからでもあるでしょう。パナソニックは家電としては信頼はありますが、テレビに特化したものがないために、伸び悩んだのかもしれません。東芝は安い割には高機能であるため、こだわりがなければおすすめできるほどです。

それにしても圧倒的に安いハイセンスの4Kテレビが意外にも売れていないも興味深いものです。ハイセンスは東芝のテレビ事業を傘下に入れているだけあり、ハイセンスのテレビは東芝のテレビと性能は差がないと思われます。それでも、東芝の4Kテレビより安い、ハイセンスの4Kテレビが売れていないのはブランド力の差、信頼性によるものが大きいように思われます。

テレビのトレンドは、4Kテレビですが、まだ普及するほどではありません。今、4Kテレビを購入する方は、結構テレビ事情に詳しい方であるのでしょう。安い事より、性能や高画質、信頼性に重んじているように読み取れます。

2極化するテレビ市場

このように、ハイビジョンテレビと4Kテレビの動向が、対照的なのは、面白い傾向にあります。

今後、ハイビジョンテレビは、アナログテレビのように対応しきれないところが出てくる事が考えられます。ハイビジョンテレビでは4K画質の映像は視聴できませんし、4Kに対応する機器が増えてくると、時代に取り残されてしまいます。それにお金を掛けていてはもったいないのです。だから安いもので済ませようとする考えもあるでしょう。

4Kテレビの場合は、将来性があるため、少し高望みして互換性のあるものを買っておいて方が良いように思えます。

しかし、どちらにしてもリサイクル料金が掛かってしまう上では、4Kテレビを購入した方が得に思えます。

8Kテレビも出始める今、4Kテレビも岐路に立たされているわけですが、その進展を読みのは難しいだけに、4Kテレビを買うべきか、買わざるべきか悩むことも楽しめる事が大事かと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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